Day of the Dead
生ける死者たちが世界中を覆い尽くして数年後。地下の軍事基地では科学者たちと軍人たちの確執が繰り広げられていた。
ロメロのゾンビ三部作の最終作(後に『ランド・オブ・ザ・デッド』を発表するが)は、冒頭と終盤以外は全て地下が舞台ということで、閉塞感漂う重苦しい作品となった。
1978年頃から既に企画はあったらしく、南の島を舞台に、ゲリラとゾンビの兵隊化を企む軍部との戦い、そしてクライマックスはゲリラ、軍部、ゾンビの三つ巴の戦いとなるホラー・アクション大作として企画されていた。しかし資金繰りに行き詰まり、大幅にスケール・ダウンして映画化されたのが本作なのである。
日本で最初に発売されたDVD「完全版」があまりに酷い出来で発売元に苦情が殺到したらしい。北米テレビ放送用素材のために残酷描写は全てカットしたものだったのだ。
現在はハイビジョンマスターの米版を使用した良質なDVDが発売中。