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機械鎧

(マンガ)
おーとめいる

『鋼の錬金術師』に登場する義肢技術。
アメストリス酷の、内乱の多い東部地方を中心にしてに発達した、比較的歴史の浅い技術。
他国にはあまり普及しておらず、国内でも内乱と縁の薄い地域では物珍しい物として扱われる。
現実に存在する最先端の技師技術よりも進歩しており、
神経接続する事により、本当の手足のように意思の力で自在に動かす事が出来る。
産業革命期のイギリスがモデルの一つである作中の世界においてはかなりのオーバーテクノロジーであり、
作品が持つファンタジー性や、スチームパンクさを象徴する大きな要素の一つである。


設置のための手術には激痛を伴い、リハビリにはおよそ三年もの長期間を要する。
便利な技術ではあるが、手術時、手術後の痛みと、単価の高さ、維持費などの料金面のデメリットも多く、普通の義肢を使う人も多い。
砂漠などの気温の高い地域では、接続部に火傷を負う恐れがあるため長時間の滞在はできず、
逆に気温の低い地域では凍傷と誤作動を起こす。
機械鎧をつけてでの砂漠越えは非常に困難であるとされている一方、
寒冷地用の機械鎧は開発済みなため、機械鎧を身につけて雪国で暮らす事は可能である。


エドワード・エルリックのふたつ名が「鋼」であるのは、
彼の右手と左足が鋼の機械鎧であることに由来している。


作中ではエドワードの他にも、両足に機械鎧を持つ少女・パニーニャなどが登場する。
機械鎧は、生身の手足の代用として使うだけでなく、機械鎧だからこそ出来る事として武器のように改造する者も登場する。
パニーニャもその一人で、右足には刃物が、左足にはカルバリン砲が仕込まれている。
左腕が機械鎧のランファンは肘部分にナイフを仕込んでおり、
右腕が機械鎧のバッカニアは、その時々によって普通の手の形態をした機械鎧と、チェーンソーとを付け替えている。


アメストリス国のラッシュバレーは機械鎧整備士が多く集まる「機械鎧の聖地」と呼ばれている。
エドワードの機械鎧整備を担当するウィンリィ・ロックベルは作中で途中からラッシュバレーにて修行を積むようになる。
機械鎧の整備は繊細な作業であり、また着脱なども特殊な技術が必要であるため素人には行う事が出来ず、専門の整備士が必要とされている。

荒川弘イラスト集 「FULLMETAL ALCHEMIST」

荒川弘イラスト集 「FULLMETAL ALCHEMIST」

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