北海道川上郡にある地方公共団体
01664-1
北海道の観光シーズンは夏であり、冬になると一気に来道者が減る。そのため、北海道は冬季観光への対策が求められており、雪まつりなど様々なイベントが催されてきた。博物館も同様であり、冬は来館者誘致事業を行わないと閑古鳥が鳴くこともしばしば。そもそも暴風雪に覆われて道路そのものが塞がることもしばしばある。と、いうわけで、今回はクイズラリーのイベントをやっているす標茶町の博物館(ニ・タイト)へ行ってきた。 標茶町博物館ニタイ・ト入口で入館料220円を払い、クイズをやりたいと申し出るとA4用紙1枚が挟まれたバインダーを貰える。内容は用語埋めとスタンプ集め。各展示室の壁などにクイズが張ってあるが、それが用語…
塘路湖にある駅逓所、釧路集治監、標茶町博物館を見学してきたので、備忘録として所感などを記しておくこととする。 駅逓所 塘路駅逓所近世において蝦夷地に和人が進出したが、それは沿岸部に限ってのことであった。近代に入り、和人たちは内陸部に入植していったが、交通は不便であった。それ故、北海道において交通インフラの一種として設置されたのが駅逓所であり、一定の距離ごとに馬と人夫を用意しリレー方式で継立していった。駅逓所は地域の有力者に委託される場合が多く、宿泊施設を兼ねると共に地域のコミュニティとしての役割も果たした。現在の塘路駅逓所は移築されたものであり、本来は水運に便利な塘路湖のほとりにあり、漁業を指…