男子バレーボール部のキャプテンだった桐島は、立場上部員との間に軋轢が生じてしまい、部活を辞めてしまう。それをきっかけに、同級生5人の日常に変化が生じてしまう。
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
朝井リョウによる小説作品。 著者が早稲田大学在学中である2009年に第22回小説すばる新人賞を受賞したデビュー作。 神木隆之介主演により映画化され、2012年8月11日に公開予定。
今回は読書感想文というよりは、懐古味が強いエッセイのようなものになった。 「桐島、部活やめるってよ」作者の朝井リョウさんと同世代の私は、この小説を読むといやがうえにも高校時代の記憶が蘇る。高校時代の友人と話しているときよりも鮮明に、未熟ながら人を読み空気を読み過ごしていたあの感覚が、いったいどこに眠っていたんだかうごうごと浮かんできた。 この作品にネタバレというものがあるのかわからないが、これ以降は作品の内容に触れていくので未読の方はご注意を。 このタイトルから想像できるのは舞台が高校だということと、部活の話なんだろいうということくらい。読み始める前は、桐島がなんで部活やめるのか、彼がいない部…
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫) 作者:朝井リョウ 集英社 Amazon 「桐島、部活やめるってよ」 朝井リョウ(著) 集英社 あらすじ 映画版に衝撃を受けた! まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 「正欲」の映画版の公開が来月に迫っている朝井リョウ先生。 本日は、朝井先生の中でも一番好きな作品をご紹介させていただきます☆ 「桐島、部活やめるってよ」 朝井リョウ(著) 集英社 あらすじ 舞台は田舎の県立高校。バレー部の頼れるキャプテン、桐島が突然部活をやめた。 桐島の退部により、様々な生徒の心に波紋が広がってゆく… 映画版に衝撃を受けた! 本作を最初に観たのは映画版でし…
www.youtube.com 『桐島、部活やめるってよ』の映画主題歌です。 個人的に好きな曲という訳ではなかったのですが、初めてPVを観てかなりグッと来ました。 前田の持つ影が前田の持つ光を強調してくれる気がする、そんなPVです。 途中で出てくる橋本愛もグッド。 桐島はきっと生涯忘れられない映画です。
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫) 作者:朝井リョウ 集英社 Amazon 久々の読書記事も推理小説でなく申し訳ないですが、ここは読了順に行きたいと思います。 この『桐島、部活やめるってよ』ですが、自分は映画しか観たことなかったんですね。 それも公開当時に観た訳ではなく、浦安は舞浜のイクスピアリで時々過去の映画を上映する「キネマイクスピアリ」という企画をやっておりまして、その「キネマイクスピアリ」で取り上げられた際に観に行きました。 これ限定1週間の公開だったんですが、ちょっと内容が個人的にぶっ刺さり過ぎて2回も観に行きました。 そんな思い入れのある「桐島」が今年10周年を迎えたという事で…
「桐島、部活やめるってよ」を読みました。 桐島、部活やめるってよ (集英社文庫) 作者:朝井リョウ 集英社 Amazon タイトルが非常に印象的な本ですが、肝心の桐島は全く出てきません。代わりに桐島がバレー部を突然退部する事で周りの人間に直接的、間接的に影響を受け、その様子を描いたのが本作になります。ミステリーのような明確な解決というものはなく、あくまでも登場人物それぞれが抱えているものをつづったものになるので少し肩透かしを食らってしまうかもしれません。印象に残った人を挙げると… 小泉風助 前田涼也 宮部実果 菊池宏樹 小泉風助 バレー部部員。桐島が退部したことで自分が試合に出られるようになり…
見たいと思いながら見逃していた映画『mid90s』を鑑賞しました。俳優のジョナ・ヒルが監督を務めた映画で、スケーター映画として、また90年代のファッションや音楽へのノスタルジーをまとった作品として宣伝されていたものです。 www.youtube.com 私は90年代に中高生時代を送り、ヒップホップにも大きな影響を受けましたから、まさに“あの頃”が蘇るようなモチーフの数々に、懐かしさや切なさを感じながら見ることとなりました。 しかしそれ以上にこの映画は、思春期のどうにもならなさを描いた映画として、普遍的な美しさを持つものであると思いました。 *** どこかに何かをぶつけたくて吐き出したくて爆発し…
もう少し小言を書いてみます。 ネタバレしますのでご注意を。 小説と映画でもうひとつ違うのが映画部・前田涼也が好きな映画のカテゴリです。 小説では日本映画の恋愛ものや青春ものが好きで特に犬童一心や岩井俊二の名前が挙がっているのに対し映画版では塚本晋也監督が尊敬され本人たちが撮る映画もゾンビものになっています。 この改変もまた吉田監督の好みなのか、それとも「恋愛映画を撮りたいというのでは絵的に面白くないからゾンビ撮影というので画面を派手にしよう」という策略なのでしょうか。 私が思うにはこれは「流行りのゾンビ映画にすれば受けが良い」という目論見と「高校生だからその程度だ」という安直さが感じられてしま…
映画は原作小説の映像化でなければならない、わけではないと私は考えています。 ですからこの小説の映画化で内容が変わっていること自体にはなんの問題もないのですが小説で明確に表現されていたものが映画化で分散されぼんやりとなりよくわからないものになってしまったのでは何のための映像化なのかと言わざるを得ません。 文章を具現化すればわかりやすくなるはずなのに逆に主旨が伝わりにくくなってしまっているのです。 以下ネタバレしますのでご注意を。 それは〝かすみ”の描き方でわかります。 小説ではかすみは映画部前田涼也の希望として描かれています。バトミントン部でカースト上位であり同時に映画が好きで涼也に好意を持って…
「山田玲司のヤングサンデー」での原作解説考察に影響され通常なら絶対観ない読まない映画と小説を体験しました。こういう出来事は楽しいものです。 とはいえ結果映画にしろ小説にしろ好きになれたとは言い難いのですが今まで知ってるようではっきり考えてこなかった視点をもう一度改めて見つめるきっかけになれたのは思いがけない重要な事柄だったのでした。 知っていたつもりで解っていなかった、というのは「スクールカースト」についてです。 私の学生時代、というよりも自分の思い込みが優先されるのかもしれませんが私の知識の中ではカースト上位というのは「家が金持ち、成績優秀(学業もスポーツも得意)容姿端麗」が絶対でそこから生…
初めまして。自称脱力系ブロガーの「消えるもののみ」です。 ゆるく更新していくので、ゆるく読んでいってもらえると嬉しいです。 早速ですが、「桐島、部活やめるってよ」を見ました。 僕には非常に残酷な映画でしたね。身につまされる思いでした。 まあ、この映画の中で共感できたキャラクターはいなかったわけですけども、なんでこの映画で傷心したかと言いますと、そのテーマ性がとても明確にグロテスクに描かれていたからなんですね。 この映画で僕が読み取ったテーマは、「やりたいことを追求してるやつが勝つ」です。 やりたいことをやれ、なんて使い古されたフレーズかもしれないけど、社会人になって仕事をするようになるとその言…
2010年6月5日 映画告白 2010年7月21日〜9月29日 特撮ドラマMM9-MONSTER MAGNITUDE- 2010年8月21日 映画Give and Go 2011年2月4日 私が初めて創ったドラマ 「リボルバーズ」 2011年4月9日 映画管制塔 2011年4月30日 映画アバター 2011年5月14日 映画大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 2011年8月25日 新 あなたの知らない世界 「色あせた最後のラブレター」 2012年4月28日 映画HOME 愛しの座敷わらし 2012年4月29日〜6月3日 連続ドラマW罪と罰 A Falsified Romance 2012年5月7…
服部研究室に提出された卒論題目一覧です。
www.tv-tokyo.co.jp塩田武士の原作小説を『クヒオ大佐』(2009)、『桐島、部活やめるってよ』(2012)などの吉田大八監督による作品。 大手出版社・薫風社の新人編集者である高野が、社長の座を巡り争いを繰り広げる上司たちを巻き込んだ騙し合いに挑む姿が描かれます。 王道邪道を組み合わせたストーリーが見どころ。前半は新人編集者が奮闘する物語を、後半は騙し合いを繰り広げる主人公らの戦いが見られます。 主演は大泉洋。豊かな表現力を用いて二転三転する物語に見ごたえを与えています。放送情報騙し絵の牙 BS171 BSテレ東 2024/3/11(月) 18:30-20:54<過去の放送> 2…
桐島、部活やめるってよ 神木隆之介 Amazon 感想 演劇作家ベケット氏の作品「ゴドーを待ちながら」のゴドー氏のように出てこない桐島氏を巡って、高校の同級生達が一喜一憂する話。 偏見だけど、1番活躍していたので本作の主人公は高校の映画部部長の前田 涼也氏だと思った。
風のように ふわりと 軽く 飄々と♪こんにちは風◯りです☺️ 皆さまいかがお過ごしでしょうか❓ 皆さんは家族を大事にしていますか❓どれくらい思い合っていますか❓ 気付いた時には『家族』で、当たり前のようにそこに存在している人々…☺️ 『家族』だからこそキツいことを言ってしまったり、一番近い人だからこそ『感謝』しないといけないのにぞんざいに扱ってしまったり…😔 今回はそんな『家族』をテーマにした作品の紹介を♪ 星やどりの声 (角川文庫) [ 朝井 リョウ ]価格:616円(税込、送料無料) (2024/2/19時点) 楽天で購入 ※楽天より商品の提供を受けています。 『星やどりの声 朝井リョウ著…
皆さん、こんにちは。 これ信じてもらうしかないんですけど、 アの概念です。 (今回のブログはほぼ日記です。) いきなりですが皆さん、こう思ったことはありませんか? スマホ使うの疲れた きっとあると思います。 若者の「SNS疲れ」が頻発する昨今、私も例に漏れず「(スマホ)触りすぎだな〜」と自分に対して思っていました。 そんな時 とある出来事が起きたのです (以下、とある出来事) スマホを東京に忘れて 新潟に帰ってきちゃった 一応自己紹介しておきますと、私は新潟県在住の(通称)ネタツイッタラーです。X(旧Twitter)のフォロワー数は2024年2月現在で約16000人、ネタの投稿は文字通り毎日行…
ダム・マネー ウォール街を狙え! ダム・マネー ウォール街を狙え! 作品情報 あらすじ 感想 決して難しくない。 一連の騒動をまとめてみる。 最後に
菅田将暉になりたい。 こんにちは、あめだまです。 読書好きなあめだまとして本で読みたかったのですが我慢できず映画で見てしまいました。 「桐島、部活やめるってよ」で昔騒ぎになりました朝井リョウの「何者」をprime Videoで見ました。 『何者』 本当に怖い話です。 最近Xに名前が変わったTwitterの怖さ。 そして何より人からどう見られ、 どう思われているのか。 本当に怖い作品です。 見たことない人は、 ぜひ見て欲しい作品です。 あめだま的評価★★★★☆(4/5) 『何者』 2016年公開(日本) 監督:三浦大輔 出演:佐藤健、有村架純、菅田将暉、二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之 直木賞受賞…