株主資本等変動計算書とは、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を報告するために作成される決算書である。会社法により、新たに財務諸表に設定された。 記載項目は株主資本の項目と、株主資本以外に分かれ、それぞれについて、前期末残高、当期変動額、当期末残高の金額を表示する。なお、これらは前期及び当期の貸借対照表の純資産の部における各項目の期末残高と一致する。
特定時点のストック数値に基づく静的な指標(安全性の評価基準) ⇓フロー数値に基づく指標 特定時点のストック数値に基づく静的な指標(安全性の評価基準) ・流動比率=流動資産/流動負債(100%を超える) ・当座比率=当座資産/流動負債 当座資産=現金預金+受取手形+売掛金+有価証券 (流動資産>当座資産) ・負債比率=他人資本/自己資本(100%以下) ・自己資本比率=自己資本/使用総資本(50%以上) 自己資本=株主資本+その他の包括利益累計額 他人資本=負債合計+非支配株主持分 ・固定比率=(固定資産+繰延資産)/自己資本(100%以内だが、日本企業は上回っていることが多い) ・固定長期適合…
質問 監査人から提出された日程表に、「実証手続」といった表現がありました。実証手続とは何でしょうか? 回答 実証手続とは勘定科目の金額や注記の記載が正しいかどうかを確かめるための手続です。具体的には、現物の実査、棚卸の立会、取引に関する契約書や請求書等の証憑の閲覧、残高確認、分析等が実施されます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 実証手続は財務諸表が正しいことを直接確かめる手続きです 財務諸表監査の目的は、財務諸表に記載されている各勘定科目の名称・金額・注記事項などが、会計基準の枠組みに照らして適切に開示されているかどうかを…
サイバーセキュリティとは? サイバーセキュリティとは、不正アクセスやマルウェア感染から電子データとして保存している機密情報の盗取・改ざん・破損などを防ぐ仕組みを整えることです。企業が保有する社員の個人情報・企業の蓄積した事業ノウハウ・顧客情報は犯罪者にとって利用価値の高い情報ばかりです。ビジネス上の重要なデータや個人情報はダークウェブで売却すると多額の金銭的見返りを期待できるだけでなく、クレジットカードや銀行口座から不正にお金を引き出すこともできます。 情報流出が起きると取引先や消費者から信用を失い、今後のビジネスが大変厳しくなります。自社にとって貴重な情報資産を守るためにも、サイバーセキュリ…
質問 今年度初めて監査を受け、数日後には監査報告書が発行される予定です。ただ、監査報告書にどのようなことが記載されるのか分からず不安です。監査中に発見された細かい誤りなども記載されるのでしょうか? 回答 公認会計士監査で発行される監査報告書の内容は、ほとんどが記載例に基づいた定型文です。 無限定適正意見が表明される場合には、監査中に発見された誤りが監査報告書に記載されることはありません。 無限定適正意見以外の意見が表明される場合には、無限定適正意見としなかった理由(財務諸表の誤りの内容等)が記載されます。この場合でも全ての誤りを列挙するのではなく、重要な原因に絞って記載されます。 監査報告書の…
決算書を読めるようになりたいと思い何冊か読んでいるのですが、Twitterで話題だった大手町のランダムウォーカーさんの著書、世界一楽しい決算書の読み方を読みました。 【#会計クイズ 問題】ビジネスの基本が学べる新卒研修シリーズ!今回は「銀行ビジネス」セブン銀行の決算書はどちらでしょう?セブン銀行とスルガ銀行の比較です。今回は「貸付金」をテーマにしたクイズです。全問正解は、以外と難しいと思います!正解と解説は次へ↓ pic.twitter.com/Wa5CD7V2Hc — 【#会計クイズ】大手町のランダムウォーカー (@OTE_WALK) 2024年3月10日 決算書は会計の勉強をした人にとって…
株式とは 株主の権利 株式の種類 株式の種類 株式投資のリスク 株式とは 株式とは、株式会社が資金調達のために発行する証券です。株式を購入すると、その会社の株主となり、以下の権利を得ることができます。 株主の権利 株主は、株式会社に出資した人であり、以下の権利を有します。 1. 議決権 株主総会において、会社の重要な事項について議決権を行使することができます。具体的には、役員の選任、会社の解散、定款の変更などについて議決することができます。 2. 利益配当請求権 会社が利益を上げた場合、その利益の一部が配当金として株主に分配されます。配当金の額は、会社の決算によって決定されます。 3. 残余財…
[最終更新日]2024年04月13日↺ [ad]アフィリエイト広告を利用しています \ ステップアップ講座!! / より解像度高く! ビジネスレベルで財務分析できる 会計スキルを身につける! ▸講座 ▸内容 ビジネス会計検定試験®2級対策講座 【演習式】財務諸表マスター!2級web対策講座 ●講義動画・講義テキスト(※1)・確認テスト ●質問対応・学習ガイド・オンラインセミナー(予定) ▸回数 ▸料金 ●講義動画:約10分/1回 × 41回(合計約360分超) ●確認テスト:22回分 ●33,000円〔税込〕(※2) ▸期限 ▸修了目安 ●購入日より8ヶ月の有効期限(※3) ●目安:4〜8週間…
こんにちは。メガホンです。 タイトルにある通り、今回は勉強していて、いやになる瞬間の話を。 ①としている通り、何回か同じテーマの記事を書く予定です。勉強が嫌になる瞬間なんていくらでもありますからね。 今回は問題演習を解いといてるときの話。 税理士試験の簿記論を勉強しているのですが、今日やったのが、本支店会計と株主資本等変動計算書。 問題集を開いてみたら、どん、と空欄だらけの答案用紙があって、「全部埋めよ」と。 目安となる所要時間を見ると30分。(しかもこの目安あてになりません。倍以上かかることもしょっちゅうです) こんな問題が何題も続いてます。 簿記論の勉強は楽しいですが、こんな風に時間がかか…
ビジネス会計検定3級・合格ノート【直前確認用】 ビジネス会計検定3級(2023年10月15日施行の第33回試験)を受験し、1問ミス(問題の読み間違えのケアレスミス)で合格。 WEBでの成績結果(ビジネス会計検定3級) そんな筆者が勉強した時に作成した「間違えやすい箇所に特化してまとめたノート」の内容を共有します。 実際のノートの一部 ちなみに、この記事の内容だけで合格することはできません。 公式テキストと公式過去問題集を利用して勉強した上で、直前期(または試験当日)にこの記事を活用してもらえると嬉しいです。 ※筆者は試験当日までにそれぞれ4周しました。 (adsbygoogle = windo…
岸田雅雄著『ゼミナール・会社法入門・第6版』という書籍を紹介する。 会社法を学ぶ教科書の中でも岸田雅雄氏の『ゼミナール・会社法入門・第6版』は群を抜いて分かりやすい教科書です。企業を取り巻く現実の世界を記述しながら法と現実との乖離の問題にも触れ、会社法の内容を平易に教授してくれます。会社法をこれから学びたい方にはお勧めの書籍です。 新会社法では、全ての株式について譲渡制限を設けている株式会社とそれ以外の株式会社を区別し、規制しています。前者を公開会社、後者を非公開会社としています。以前は商法特例法にて、大会社、中会社、小会社という三区分だったものが、新会社法では、資本金5億円以上、または負債総…
金児昭氏著の『上級経理入門』という書籍を紹介する。 金児昭氏著『ビジネス・ゼミナール・会社経理入門』という書籍を読破した後、更なる高みを求めて金児昭氏著の『上級経理入門』という書籍も読破しました。『ビジネス・ゼミナール・会社経理入門』が基礎編としたならば、『上級経理入門』は応用編、上級者向けの書籍といったところなのでしょう。 国でも企業でも、経済活動を営む場合の共通的な原則は、「最大の効果を目指し、最小の費用で済ませる」ことです(303頁参照)。節約と言うと、何か資金の支出を抑えることのように思われますが、企業成長が見込まれるのであれば積極的に資金を支出するべきだと思います。費用は「最大の効果…