漫画家。江戸風俗研究家、著述業。 1958年11月30日、東京都港区生まれ。A型。江戸時代に生きていた。 血液の免疫系の難病のため、漫画家を引退し「隠居」と称していた。 (松田哲夫による追悼文に記載あり)http://www.chikumashobo.co.jp/top/050803/index.html) 2005年7月22日、下咽頭がんのため死去。
※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています 多分中学生の頃だったかと記憶してますが、友人から、 杉浦日向子さんの漫画の本を借りました。 当時はハードカバーの大型本だったと記憶しています。 (本が重かったので、それで覚えているのです。) 今にして思うと、かなり「おませ」だったと思うのですが、 それでも中学生なりに大変魅力的な内容だと感じました。 借りたのは 「百日紅」(さるすべり)上下巻。 文化文政期の江戸。 葛飾北斎、娘のお栄さん、絵師の栄泉、国直らが登場し、 江戸の暮らし、風俗、浮世絵の世界を描いています。 吉原の花魁とかも登場します。 好きなエピソードはたくさんあるのですが、そのひと…
仙台に寄った際に、地元の老舗書店で購入したのがこの本。江戸の風俗や当時の流行を、杉浦日向子さんのイラストとともに紹介している。文庫本なのでイラストの部分の字が小さくて読むのに苦労したが、それはこちらの問題。単純に面白かった。落語を聞く際にも、イメージが膨らみそうである。 一日江戸人 (新潮文庫) 作者:日向子, 杉浦 新潮社 Amazon 江戸時代は、いわば体を使う仕事が多かったので、当時の男性は屈強な体つきをした人が多かったそうで、なので、か細い男性の方がもてたとのこと。女性の方はより細かく変遷が紹介されていて(資料が多いのだろうか)、明和二年(1765年)あたりには、7頭身のなで肩タイプ、…
お題「蕎麦が好き」 ランキング参加中ライフスタイル ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ ランキング参加中アクセスの輪 ランキング参加中はてなブログはじめました!初心者歓迎の会 ランキング参加中読書 ランキング参加中喫茶店 ランキング参加中音楽、映画 大好き ランキング参加中将棋 ようこそ! お越しくださいました。 はてなスターを、みなさんからたくさん頂戴して感謝しています。 静岡市では知らないという方はいないというくらい有名な「戸隠そば本店」へ出かけ、天磯おろしをいただいてきました。 私はドライカレーも好きなんですが、ドライカレーが好きになったのは最近のことで、昔から『蕎麦』が好きな…
20230802(了) 杉浦日向子/『合葬』 ハ・ジ・マ・リ 一~七、了、長崎より あとがき 解説 小沢信男 1987年/漫画/ちくま文庫//1982-83「ガロ」掲載/1983青林堂(章追加)/ 中古 <★★★△> 江戸好きだった杉浦日向子さん(1958-2005)の初期の漫画で、「上野戦争」 (前後)の話。 彰義隊が中心にあって、その構成員になるかならないか、などがいたって身 近な市民生活のレベルの中で描かれる。 三人の10代の若者の考えかた、感じかたを集約すると、 バカげた戦だという大局観/主君に殉じる決意/所詮は時流の渦に 巻かれる境遇 こういったもの。 庶民生活の中では、 「……この…
『百日紅』上下/杉浦日向子/ちくま文庫/1996年刊 好きな作家の本は捨てられない、というよりは、捨てられない本こそが好きな作家の本、かもしれない。読破しようと意気込んで買い揃えた覚えはないのに数えてみれば10冊以上ある。もう読まないものは処分しようと思うのに、さてどれを、と考え出すと選べない。そうか、私は杉浦日向子という作家が好きなのか、と気づく。 その存在を知ったのは本よりテレビが先だった。目当ての番組がないときは習慣的にNHKに合わせる両親だったから、毎週木曜の夜は大抵『お江戸でござる』と決まっていた。私がアルバイトから帰宅しておかずを温め直す頃合いに、江戸の町方を書割にしたお芝居が始ま…
杉浦日向子の食・道・楽 (新潮文庫) 作者:日向子, 杉浦 新潮社 Amazon 食べることは命のリレー。バトンを落としてはいけない。 正しい酒の呑み方7か条。どれもこれもとにかく呑むのね。 おにぎりは握りで拳の形だから丸い。おむすびは結び目の形だから三角。 パスタは生き物。1秒で1歳年を取る。ボンゴレだったら先にパスタ食べてあさりは後からワインのつまみに。 デートは横並びで食べるべし。向き合って食べると顔をつくる。無防備にくつろいで食べる横並びのほうが素顔が見れる。 バーでは呑むのではなく、雰囲気を呑む。場に酔うものだから何杯も呑むのは野暮。 鰻・蕎麦・寿司・天ぷらは江戸後期に完成した割と新…
お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫) 作者:杉浦 日向子 小学館 Amazon 江戸っ子は身ひとつ助かれば、人生をゼロから巻き返す自信を持っています。 鏡餅が丸いのは心臓の形だから。お年玉の玉も元々は鏡餅のこと。 花見の時は無礼講。町人が侍に、侍が町人の格好したり。「花見で町人の格好して楽しかったー♪」なんていう武士の日記が残ってるそう。 江戸っ子はシンプルがお好き。無地にちょっとだけ差し色とか、実は良い生地とか。 上方は派手で華やかな感じ。 湯屋(ゆうや)、上方は大和湯とか桜湯とか雅な屋号が多いけど江戸は町名をつけることが多い。 一日三食になったのは江戸後期から。大人の江戸っ子は一日五合、中期…
隠居の日向ぼっこ (新潮文庫) 作者:日向子, 杉浦 新潮社 Amazon 日本人はただ、ただ、米を食べる。 イラストが可愛い。けど描き下ろしじゃなくて過去作品からの引用なのね。 矢立は武将が陣中へ携帯した筆記具が発祥らしい。 にんにくの皮をむいたようなかかとが理想。つるつるがいいよねぇ。 金のみみかき、銀のみみかき、竹のみみかき。耳かきサービスのランク。竹でお願いします。 さつまいもの登場はベルギーワッフルさながらだったよう。 いろいろと皿小鉢が並ぶとうるさいって分かる気がする。
名作ミステリーきっかけ大図鑑 第3巻 みごとに解決!謎と推理 日本図書センター Amazon 「北村薫と有栖川有栖の名作ミステリーきっかけ大図鑑」を読んでいました。 時代を超えて楽しめるミステリーに登場するヒーロー、ヒロインと 活躍する物語をイラストで紹介している本です。 小学生の頃に読んだ記憶がある「おーい でてこーい」(星新一)や、 比較的最近読んだ「星を継ぐもの」(ホーガン)も載っていて、 それらが印象に残っていることを思うと、いいものは時代を超えるのだと思いました。 それぞれの作品によって、違う人がイラストを描いているのですが、 「九マイルは遠すぎる」のイラストがいずみ朔庵で、 この人…
北斎展を見に行きました。 久しぶりの博物館だったので、なんだかワクワクしました。 今回の北斎展では、「日新除魔図」が写真撮影OKでした。 博物館の中で、写真を撮ったのは初めてです。(海外ではOKのところもありますが) 北斎は80歳を過ぎて、病や火災や借金苦などの災難を経験しました。その中で、毎朝魔除けのために獅子を書き続けた大作が「日新除魔図」です。 日付ごとに展示されていたので、自分の誕生日や家族の誕生日に描かれた画を写真に撮りました。 その中でも印象的だったのが、4月4日に描かれた雨に打たれる獅子の画。 「雨の日でも気持ちは上向き」 何だか少し元気が出ました。 そして、一番見たかったのが、…
2024年02月は15:冊。 本棚登録は42冊。購入は11冊/¥8382 ダンピアのおいしい冒険 1 著者 : トマトスープ イースト・プレス 発売日 : 2020-08-07 ブクログでレビューを見る» ダンピアのおいしい冒険 2ダンピアのおいしい冒険 3ダンピアのおいしい冒険 4ダンピアのおいしい冒険 5ダンピアのおいしい冒険 6 前から知っていた漫画だったが(同じ作者の天幕のジャードゥーガルは読書中)、たまたま書店で岩波の主人公ダンピアの航海記を見かけたことで読みはじめることに。 (そして一気読み)。実在の人物で、海賊兼地理/博物学者(しかも独学者)となれば読まずにはなるまいて。天幕の〜…
新潮社の夏の文庫フェアの小冊子「新潮文庫の100冊 2018」で紹介されていた本の一覧。 冊子表紙には「この感情は何だろう。」の言葉。 「恋する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」のジャンルに分けて紹介されています。
人間関係の距離感は難しい、と言うか。。。 マスコミにすっかり思考回路が侵されたタイプの人は その距離感を自身が測れなくなっているのでは無いか、と。 人間関係の距離感を自分なりに落とし込み 判断できているかどうか。 年齢を重ねると、否が応でも その距離感を自分で制御、操作していかなくてはならない。 そうしたセンスができているかどうか。 そんな感じが問われるのが 40歳から50歳の年齢で。 つまりそれさえも 陰謀があると日々感じる。 と、言うのも江戸のまち社会を例えにするが 出身地とか生い立ちとか聞かないのが礼の雰囲気であったと。 杉浦日向子さんの書籍に書かれていた。 その一文を読んだ時に、 昔の…
常設でうちの文房具同人誌が買える書店がありますよ! 高円寺に「本の長屋」という函貸し書店がありまして、私もそちらでひと箱(棚の区画を)借りて、本を並べています。 ↓公式サイトはこちら。↓ honnonagaya.webnode.jp 基本的には古書中心の本屋さんなので、本好きの皆さんが「これを読んで欲しい」とセレクトした・読み終わった本を並べています。なので一般的な新古書店とはならんでる本がちょっと違うし、町の古本屋さんともまたこだわりが箱ごとに違ってくるのではないでしょうか。ひとつひとつが小さな本屋さんという感じですね。 うちの「アチバコ」と名付けた函には、基本的にうちの同人誌をイベント価格…
白梅を背景にした紅梅。 まだ蕾が多いが、ほんわり、そのあたりがピンクだ。 すぐとなりの白梅。 蕾はちゃんとふくらんできてはいる。 梅林のなかの一本の散歩道を挟んで、 北側がはやい。 南側は、まだまだ。 不思議だなぁ。地面の中の温度が違うんだろうか。 今日は 七十二候では、「雉始雊」 きじはじめてなく…これも読めない。 変換も出来ない。よそのサイトでコピーさせてもらった。 雉がメスの雉を求めてなく、なのだそうだが…いつもの散歩道では 今日も、野鳥に会えず、マガモもいなかった。 クスノキ林でのBGMは、にぎやかなヒヨドリの合唱だったけど 木の上の方にいて、姿は見つけられなかった。 Amagonさん…
野武士のグルメ 増量新装版 作者:久住 昌之 晋遊舎 Amazon 久住昌之さんとの出会いは、大学のときの泉昌之名義の『かっこいいスキヤキ』が最初だった。冒頭の『夜行』でブッ飛んだ!笑って、笑って、感動して、こんなマンガがあるのかー!社会人になるとき、はじめて一人暮らしをするときに実家から持ってきたほどだ。いまでもウチの本棚に鎮座している。(・∀・) さて、この本。「オイシイ! マズイ! がすべてじゃない!メシとはつまり…物語なんだ!世の食通たちに愛され続けるマンガ「孤独のグルメ」の原作者が描く、ひとりメシの美学をまとめたグルメエッセイの決定版が、「野武士のひとり飲み日記」を加えた、増量新装版…
12月は読んではいましたが読了本がほぼ0冊でした。驚きと同時に師走の忙しさが脳裏をよぎった。 振り返ってみれば秒で終わった気がする12月……。*ではご笑覧ください悪役令嬢転生おじさん(3巻から5巻)/上山道郎出版社:少年画報社 レーベル:ヤングキングコミックス 面白かった気がする。 今年(昨年時点)の半ばくらいから自分のなかで悪役令嬢ブームが落ち着いてきていて悪役令嬢ものは悪役令嬢転生おじさんとツンリゼ、少し毛色は違うけど英雄王くらいしか読んでいない……。 悪役令嬢ものはどう落とし所をつけるのか、というのが今作で気になっている点かもしれない。女の園の星(3巻)/和山やま出版社:祥伝社 レーベル…
Hubspotの代理店 エリートパートナー ■株式会社100 HubSpotが本格的に日本市場に進出してくるよりも以前、2012年からのHubSpotパートナーです。豊富な実績とノウハウを蓄積している、まさにHubSpotスペシャリストと言えるパートナー企業です。 2005年に(株)24−7を創業 7年経営して 2012年 ラバブルマーケティング HubSpot関連事業を開始。 アジア初ダイアモンドパートナー認定、HubSpotパートナー・オブ・ザ・イヤー受賞。 2018年(株)100を創業。 2021年に自身2社目のHubSpotダイヤモンドパートナー認定とアジア太平洋地区のルーキー・オブ・…
杉浦日向子さんという漫画家で江戸風俗研究家の作家(故人)がいます。このかたの著書『江戸へおかえりなさいませ』(河出書房新書、2016年)の中の「江戸のカカア天下」の章で以下の表記があります。 そのまま、転記します。(以下) 江戸のころ、子供たちに、父母のありがたさを諭すため、こんなたとえを用いた。「父」というときには、唇をキュッと引き締め、歯と歯を合わせなくては、「ちち」と発音出来ない。「母」と言うときには、唇を柔らかく開き、ホワッと暖かい息を吐かなくては、「はは」と発音出来ない。だから、人と産まれて、父からは、強い筋と硬い骨(キュッ)を授かり、母からは、暖かい血と柔らかい肉(ホワッ)を授かる…
Internet Archiveが「全国緊急図書館」への著作権侵害判決を取り消してフェアユースと認めるよう書面を提出 https://gigazine.net/news/20231219-internet-archive-asking-reverse-the-lower-courts-judgement/ 書店のドン「紀伊國屋」がTSUTAYAと組んだ裏側 紀伊國屋会長に合弁会社設立の狙いを直撃 | メディア業界 | 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/721710 新しいスタイルの滞在型書店が人気。本好きを魅了する数々の仕掛けとは? htt…
時代マンガベストセレクション (文春文庫―ビジュアル版) 文藝春秋 Amazon 時代マンガベストセレクション/文藝春秋編 龍神/村野守美夕顔/近藤ようここんにゃく侍騒動記/弘兼憲史忍者無芸帖/いしいひさいちゴセの流れ/楠勝平虹の戦/美内すずえ長い道/滝田ゆう血染鴉/横山光輝さるとび佐助/山上たつひこ落城記/上村一夫はなたれこぞう/永島慎二介錯/平田弘史生霊/花輪和一一刀両断/つげ義春雪野/杉浦日向子ざしきわらし/白土三平 1991/7/10 第1刷 文春文庫
ここ数日、P氏が仕事で家にいない。なので、晩御飯何を作ろうか、なんてことを考えなくてもいい。料理が好きじゃないので、とても開放的な気持ち。 そりゃ食べられるなら美味しいものや丁寧に作られたこだわった食べ物なんかも食べてみたいが、とにもかくにも、料理が好きじゃない。嫌いじゃないけど、好きじゃない。 ということで、昨日から何を食べているかというと、けんちん汁だ。ある野菜を全部切り刻んでぐつぐつさせただけ。けんちん汁大好き。子供の時から、晩飯が金色のでかい鍋でぐつぐつしてる熱々のけんちん汁の日は、お腹が痛くなるまでおかわりした記憶がある。大事なポイントは、火傷するぐらい熱々にして頂くこと。 仕事も休…
【今日は何の日】 12月16日 紙の記念日 電話創業の日 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック 【今日は何の日インデックス】 日付を指定して【今日は何の日】を…