今日僕は告白する。 あと数歩前へ出れば、全校生徒が見える。この足の震えは屋上から見える景色が怖いわけではない、思いを告げる怖さだ。 後ろを振り向くとV6岡田くんが深く頷いてくれた。よし。行くぞ。 カストリ「僕にはーーーーー!!!! 好きな人がいます!!!!」 どよめく、全校生徒。 今一度振り向くと岡田くんは僕のことを真っ直ぐに見つめていた。心強い、これがアイドルの力か。背中を押され続ける。 カストリ「2年4組のーーーーーー!!! 芦田愛菜さん!!!! ずっと好きでしたーーーーー!!!! 僕とーーー付き合ってください!!!!」 いったぞ。僕は言ったぞ。 高鳴る鼓動、米粒のように見える全校生徒の中…