将棋の記事で目に付いた。先日からプロ棋士「編入試験」に挑戦していた里見女流五冠が三連敗で男性棋士、いわゆるプロ棋士にあっさり敗れてしまった。 将棋の話と言えば、私は小さい頃今は亡き祖父から将棋を教えられ度々対戦した。祖父の口癖は「先手七分の勝ち。勝負事で先にやるのは大事なことだ。」そう言って幼い私に先手をいつも譲ってくれた。その時にいろいろな昔話を聞かせてくれたのは、非常に良い機会だったと思う。祖父が子供ころ産みの親を早くに亡くして親戚をたらい回しにされた話、戦争中の軍隊の中で班長さんに殴られたときの話、高度経済成長期に一生懸命働いた話、ここには書くことが出来ないくらいとても多くの話を聞いた。…