「七箇の善日」(ななこのぜんにち)のひとつ、 「天恩日」(てんおんにち・てんおんび)は、 「天の恩恵を全ての人が受ける日」、つまり 「全ての人が天の恩恵を受けることで 福が訪れる」とされる「吉日」です。 吉事に用れば「大吉」ですが、 凶事には用いてはならないとされます。 「受死日」や「十死日」といった凶日と 重なった場合は「半吉」になりますが、 その他の小悪日なら「天恩日」が勝るため 「妨げなし」(障りなし)と言われています。 「天恩日」の選日法 「天恩日」の配置には諸説ありますが、 室町時代初期の「暦林問答集」によると、 月には関係なく、 次の15種の干支の日としています。 「大明日」ほど多…