好事魔多し。まさかこんな展開になるとは。尊富士が車椅子で退場した14日目には一気に不穏な空気が漂いましたが、強行出場の末に勝ってしまいました。ちょっと信じられないような強さです。 大の里もよく頑張りました。普通こういった力士が差を付けられるとそのままフェードアウトしますが、最後の最後まで残りました。 最後まで優勝を争った2人は、どちらが優勝しても記録的な優勝でした。大の里は付け出し出身ながら6場所目。こちらは大銀杏どころか髷すら結えない力士です。 ベテラン勢が軒並み苦しい場所となり、また一段と世代交代が進んだ印象です。 一時の平幕優勝連発の時期とは異なりここ最近は土俵の秩序は安定しつつありまし…