日本近代文学研究者、名古屋大学准教授。1972年名古屋市生まれ。2001年筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了、「<自己表象>誕生の文化史的研究」で文学博士。2001- 04年筑波大学助手。2002−03年カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員。2009年ワシントン大学客員研究員。2009年名古屋大学文学研究科准教授。
‐『文学の歴史をどう書き直すのか: 二〇世紀日本の小説・空間・メディア』笠間書院、2016
国立国会図書館による、「ウェビナー「日本研究のための情報源活用法」(令和5年度)」のご案内です。 日程:令和6年2月1日(木)から2月29日(木)まで ※期間中いつでも視聴可 形式:録画配信(YouTube) 定員:なし 申込み:要 対象:日本国外に活動基盤のある日本研究者(学生も含む)、日本国外の図書館で日本資料を担当する図書館員、またはそれらのキャリアを目指す方、日本国内の公共図書館、大学図書館、専門図書館等の職員等 【講義概要】 講義:全文テキストデータを利用した近現代日本文学の研究 講師:日比 嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科教授) 詳細・参加申込みについては、ウェブサイトをご確認…
2023年8月10日(木) 体も気分も低空飛行の日々で、地面をみれば蝉が仰向けになっており、空をみれば地面と平行に線を引いたように底の真っ黒な雲がそれでも白く輝く頂をもくもくと青の地に食い込ませている。史上最も暑い夏というその不穏さに、それだけで気分が落ちる。 Covid-19が最初に猛威を振るった年にそいつにやられて異国で亡くなった古くからの友人の、Covid-19のせいで開くことができなかったお別れ会ならぬ「一杯おごらせての会」に参加した。私とは生き方においてほとんど重なるところのない彼だが、ああいうふうに人を信じ人に甘え人に気を遣うような、韜晦とか斜に構えるとかのない、そのいつも胸を張っ…