朝鮮総督府庁舎建設の経緯 お金がないので、韓国併合はやりたくなかった明治政府 朝鮮総督府は、1910年(明治43年)の韓国併合によって大日本帝国領となった朝鮮を統治するため、設置されました。 当初、初代韓国統監伊藤博文とする韓国統監府が、南山山麓の日本人街に建設されていました。というのも、当初、日本は朝鮮を併合するなどということは、できるだけ避けたい最悪の事態と考えていたからでした。 初代韓国統監伊藤博文は、初代内閣総理大臣をやっただけあって、日本の財政状況を知り尽くしていました。明治時代の大日本帝国は、とても朝鮮を植民地経営するだけの国家予算がない貧乏国家であるということをよく理解していまし…