日本原子力研究所(原研)
2005年10月1日に核燃料サイクル開発機構と統合し、日本原子力研究開発機構となった。
昭和31年6月:原子力分野におけるわが国の中核的な総合研究機関として設立、
原子力エネルギー研究開発の分野において、
将来型エネルギーシステム研究
高温工学試験研究炉(HTTR)による高温ガス炉の開発試験
国際熱核融合実験炉(ITER)を中心とする核融合の研究開発
等の研究を進めている。
放射線利用に関する研究開発、先端的基礎研究、光量子・放射光に関する研究等の総合的原子力科学研究分野においては、
等の研究開発を行っている。
また試験炉・研究炉・加速器等の大型研究施設を大学等の外部機関に開放し、研究協力も行う。
なお、平成13年末の特殊法人整理合理化計画の閣議決定において、原研は「核燃料サイクル開発機構と統合し、新たに原子力研究開発を総合的に行う独立行政法人を設置する方向で、平成16年度までに法案を提出する」とされた。
文部科学省に設置された「原子力二法人統合準備会議」が取り纏めた「原子力二法人の統合に関する基本報告」中で、新法人は、わが国の原子力研究開発の中核的拠点たる総合的原子力研究開発機関として、原子力の基礎・基盤研究、放射線利用研 究への先進的取組、核燃料サイクルの確立及び大学、産業界との一層の連携並びに原子力安全研究の着実な推進などが求められる、とある。