第二インターナショナルからの社会民主主義政党及びコミンテルンにつながる共産党を旧左翼と総称してそれに対抗しようとする、マルクス主義及び左翼社会民主主義の左翼反対派の総称。
日本においては60年代になって既成左翼と労働運動への批判者として急激に盛んになった*1しかし、自分自身の権力的、排他的、抑圧的性格を克服することができなかったため、60年代末の全共闘運動に足許からの批判者として出会わなければならなくなり、1972年の赤軍の内部虐殺事件において新左翼の歴史的時代は終わったとされる。
参照:新社会学辞典(有斐閣)
*1:第四インター日本支部(トロツキー派)に始まり、革命的共産主義者同盟、共産主義者同盟(ブント)、社青同解放派などがこの潮流を代表した。