制作発表は別にして、記者会見には何か拠所ないような事案が発生し、マスコミ各社から問い合わせを受けて個別対応ができないため会見となる、というパターンが多い。 特に事案がスキャンダルの場合、記事が出る前に事務所が会見を開くことがある。 本人の口から語らせることで記事のトーン自体を変え、さらには1社だけの「スクープ」を潰すこともできる。 そんな理由による会見も、珍しいことではない。 その代表が、平成11年(1999)10月5日に所属レコード会社で行われた、人気アイドルグループ「SPEED」の、電撃的な解散発表記者会見だったのではないだろうか。 SPEEDは同8年(1996)に「Body & Soul…