各種文芸作品に対して与えられる賞。代表的なものでは、芥川賞(純文学短編)、直木賞(大衆・中間文学)、H氏賞(現代詩)など。 発表済みの作品に対して与えられるものと、未発表作品を公募して選考するものの二種類がある。芥川賞、直木賞は前者、メフィスト賞、日本ファンタジーノベル大賞は後者。
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2021年 本屋大賞受賞予想の3つの視点〜まとめ 毎年恒例の読書の大イベント、本屋大賞の発表が4月10日に迫っています。2024年の本屋大賞予想は、昨年予想に使った「本屋大賞の3つの視点」をさらに詳しく採点し、上位3作品を予想させていただきますね。 2021年 本屋大賞受賞予想の3つの視点〜まとめ 本屋大賞の3つの視点〜面白さ・売りたさ・おすすめ 「面白さ」〜作家さんや作品の人気 「売りたさ」〜読者層の広さ 「おすすめ」〜リアルな世界観 レビュー数と話題性(文学賞)で決める Amazonのレビュー数 レビュー数で3段階の☆ 読者層の広さ 登場人物の年代は読者層の広さ 登場人物の年代(10才毎)…
本屋大賞は読者目線の書店員の投票で「本当におもしろい本」が選ばれる 読書コラム 毎年4月に発表される本屋大賞は、読書好きにとっては楽しみな文学賞の1つです。例年2月に発表される本屋大賞ノミネート10作品には、その後人気作品になる小説が多いことで知られています。そこで、今回は改めて本屋大賞の作品には、なぜおもしろい小説が多いのかをテーマにお話しさせていただきますね。 本屋大賞は読者目線の書店員の投票で「本当におもしろい本」が選ばれる 本屋大賞とは?選考は全国書店員の投票で行われる 本屋大賞とは? 本屋大賞のノミネートと選考方法 書店員が選ぶ本屋大賞はおもしろい作品が多い 本屋大賞作品が面白い理由…
昨日(1月17日)は第170回芥川賞・直木賞の発表があり、芥川賞は九段理江(33)の「東京都同情塔」に、直木賞は万城目学(47)の「八月の御所グラウンド」河﨑秋子(44)の「ともぐい」にそれぞれ決まりました。 九段理江は2度目のノミネートでしたが、すでに新人登竜門をいくつかくぐっている実力者で、文學界新人賞(2021年)芸術選奨新人賞(2023年)野間文芸新人賞(2023年)に続く受賞となりました。 万城目学は2006年の「鴨川ホルモー」がベストセラーになったすでに著名な作家だったのですが、文学賞と縁遠くて「八月の御所グラウンド」での6回目の候補入りでようやく受賞しました。 河﨑秋子は2度目の…
光文社古典新訳文庫から李箱(イ・サン)の作品集が刊行された。同文庫から韓国文学で出るのは初めて。近年、フェミニズムものを中心に韓国文学が多くの出版社から刊行されているが、やっと「大物が文庫になった」という感じだ。 韓国では、彼の名を冠した文学賞がある。そして、大賞と優秀賞をまとめた本が出るのが通例だ。自分も、李箱の小説をまとめて読むのは初めてで、これまでは岩波文庫(「朝鮮短編小説選(下)」)に収録された短編(これも「翼」)を読んだ程度。受賞作(大賞と優秀賞)をまとめた本をつくるためなのか、主催の出版社への3年間の著作権譲渡を条件とするので、拒否する作家もいるとのことだ(受賞を事前通告することに…
第一回あたらよ文学賞において、佳作をいただきました。作品は文芸ムック「あたらよ」創刊号に掲載されます。 note.com 全国の書店陳列に先んじて、11/11文学フリマ【う-4】で販売されます。予約販売は既に開始されています。 eyedear.thebase.in 僕の作品「まゆどじょう」は、奇妙な生態を持つまゆどじょうを巡る物語です。二次選考時「冒頭からエロスと寂寥感がエグい」という講評をいただきました。なんと、あたらよ文学賞は一次選考時から最終選考まで、計三回講評をいただけるのです。 さて、僕は今まで第一幕として地方文学賞を主戦場としてきました。第一幕は地方文学賞で、基礎体力づくり。第二幕…
昨夜。二十三時からAuDeeで配信の「指出毬亜のサシデナブルなラジオ」を聴きながら就寝。番組からのお知らせがあると始めのほうで言っていたので、「これは番組終了のお知らせだろうな」と思っていたが、最後まで聴くことなく眠りについた。朝、起きてもう一度最初から聴いたら、僕の予想は当たっていた。また好きなラジオが終わってしまって残念。 毎回説明しているような気がするが、毎回説明する。僕の職場は「ひと月の休日が八日」と決まっている。例えば、その月の土日が合わせてちょうど八日だったらそのまま休み。土日が合わせて九日だったらどこかの土曜日が出勤日になる。今月は盆休みが設けられていて、十四日から十七日までが休…
// 少ない文字数で応募できる文学賞を探していたところ、30~50枚で応募できる文学賞を見つけました。 それが、 女による女のためのR-18文学賞 今年は「神奈川文芸賞」の募集がありません。小説を書き始めたころから毎年応募してきました。以前は神奈川在住または在勤、という縛りがあったので、一次通過は簡単でした。 「神奈川文芸コンクール」から一新して「神奈川文芸賞」に変わった時、隔年開催にかわってしまいました。応募資格も神奈川県外OKになりハードルが高くなりました。 ちなみに、「神奈川文芸コンクール」では過去に賞をいただきましたので、神奈川文芸賞のホームページのアーカイブの過去三年ぶんの受賞作のひ…
4月20日。第三回加賀乙彦顕彰特別文学賞(四方田犬彦氏の『戒厳』)の受賞を祝う会で東京へ。場所は例によって西新宿の嵯峨野です。 岳真也先生はもちろん、三田誠広先生にもお目にかかり、文藝家協会への推薦のお礼が言えて良かったです。「僕って何」の文章から滲み出てくる雰囲気どおりの、威張ったところのない、誠実で優しいお人柄が感じられました。 藤沢周さん(先生と呼べるほど、私はまだ認知されておりませんので、さん付けで呼ばせていただきます)ともお話ししたいと思っていたのですが、席が遠くて叶わず残念でした。氏の「世阿弥最後の花」は、ほんとうに惚れ惚れする文章でした。また、次の機会を待ちます。 四方田さんの「…
3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で予想する2023年本屋大賞の受賞作品は? 本当に本が読みたくなる読書のブログでは、本屋大賞予想3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で「本屋大賞予想ポイント」を集計した結果、2023年本屋大賞には青山美智子さん『月の立つ林で』を大賞受賞作品に予想します。 3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で予想する2023年本屋大賞の受賞作品は? 2023年の本屋大賞に青山美智子さん『月の立つ林で』を予想 本屋大賞予想ポイント+花水由宇のイチオシポイントの計算 2023年本屋大賞受賞予想一覧 本屋大賞1位『月の立つ林で』青山美智子 2位『#真相をお…
今週の週報を送付いたします。 昨日は春の陽気でとても暖かく、桜も間違って咲くのではないか、という陽気でしたが、今朝からまた冷えています。風邪ひきやすいので、皆さん注意をしましょう。 【今回の言葉】-----------------------------------------「お前といた数ヶ月… 悪くなかったぜ…。」 (ピッコロ~ドラゴンボールから)----------------------------------------- 私達を楽しませ、大きな影響を与えた鳥山明さんが亡くなられました。私はドラゴンボールというよりも、どちらかと言えばDr.スランプ世代なのですが、ドラゴンクエストは1…
以下、日記です(12万字くらい) 京SFフェスにじフェス紅白と、祭り祭り祭りのひと月でした。 「紅白の日記はイラストなどがなけりゃ分かりにくいだろう」とクリップスタジオを立ち上げたものの3か月進捗ゼロなのであきらめてアップします。また事後UPゆえの後知恵もさしこみます。 それ除き興味ぶかかったのは1219に書いたこと(よいASMR動画は音がいい? 絵と音の連動がいい? 音さえ無くて良い;「貫通耳かき」&「耳内水溜まり」ASMR動画からみる人体の不思議)。パリパリ音を聞きながら食べるとポテチがおいしくなる('08)……じゃあ音が出ない食べ物については?('16)という「音響調味」の更なる成果/活…
おはようございます。cooperです。 今朝は、定例の資産報告です。24年3月18日現在の総資産は、5,971万円となりました。 日米の株式市場は、ブレーキがかかっていますが、まだまだ高値域をキープしているかなという感じです。巷では、年初一括投資が最適解と言われ、確かにそうだと思うのですが、私はせっせと積立投資を継続したいと思います。 読書は、瀬尾まいこさんの著作「卵の殻」をご紹介します。 卵の緒 坊っちゃん文学賞 作者:瀬尾まいこ マガジンハウス Amazon 本書は、瀬尾さんのデビュー作です。最近映画化された「そして、バトンは渡された」は大変有名で、私の読書歴の中でも強い印象を残しています…
2024年本屋大賞「面白さ」のランキング 読書コラム 本当に本が読みたくなる読書のブログでは、2024年本屋大賞予想をさせていただきます。昨年に続き、まずは本屋大賞予想の3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で本屋大賞ノミネート作品をランキングします。 合計の配点から「本屋大賞予想ポイント」とさせていただき、さらに「花水由宇の推し」のポイントを加えて予想に取り組ませていただきます。 第1回は、読書メーターの感想・レビューの数で「面白さ」をランキングしてみましたよ。 2024年本屋大賞「面白さ」のランキング 本屋大賞予想に欠かせない3つの視点「面白さ」とは? 「面白さ」は人気 読書メーター…
原題:American Fiction 監督&脚本&製作:コード・ジェファーソン 原作:パーシバル・エベレットの小説 『Erasure』(2001) 製作国:アメリカ 上映時間:118分 公開日:2023年12月15日(日本は2024年2月27日) これ、最初に結論をいうとかなり面白かったです。この映画のことは知らなかったが第96回アカデミー賞の賞レースに参加してたし「黒人作家が、特に書きたくないけど『白人が望む黒人っぽい小説』を戯れで書いたら大ヒットしてしまい悩む」という、一行のあらすじだけで既に多くの映画より面白いので観た。 本国アメリカでは話題作だが日本で劇場公開はなく、知らない間にアマ…
『ハジケテマザレ』を読んだ。本当に面白かった。 bookclub.kodansha.co.jp 文芸好きで金原ひとみ(敬称略)を読んだことがない人は少ないだろうと思うのだが、そう言う私は読んだことがなく、厳密に言うと芥川賞受賞当時に『蛇にピアス』を手に取ったことはあるものの、当時まだ少年だった私は「なんか怖くない……?」と読むのをやめたしまったのである。だって舌にピアス入れるんですよ? 『蹴りたい背中』が学生主人公で相対的に読みやすく、その後に目を通したからかもしれない。以来、金原ひとみの作品が書店で平積みされているのを見かけても、読んでみようとまでは思わず、歳を取っては定期的に読んでみようと…
喜べ、幸いなる魂よ (角川文庫)作者:佐藤 亜紀KADOKAWAAmazon 【第74回読売文学賞(小説賞)受賞作】18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選んだ半聖半俗の女たちが住まう「ベギン会」に移り住む。彼女は数学、経済学、生物学など独自の研究に取り組み、ヤンの名で著作を発表し始める。ヤンはヤネケと家庭を築くことを願い続けるが、自立して暮らす彼女には手が届かない。やがてこの小都市にもフランス革命の余波が及ぼうとしていた――。女性であることの不自由をものともせず生きるヤネケと、変わりゆ…
「月刊みすず」が休刊となり、1ー2月号掲載が常だった読書アンケートが単体で売られることになった。「月刊みすず」としては1部300円(+税)が、単体で800円(同)。単純比較ではえらい値上げだが、それだけの価値はあるような気がしている。冊子としてのつくりがしっかりしているような。今回も楽しませてもらった。 毎回書いているが、2023年に読んだ本の中から選んでいるのであって、2023年刊行の本ではない。既刊の本も含んでいる。 読書アンケート2023――識者が選んだ、この一年の本 みすず書房 Amazon 厳密に数えているわけではないが、複数の人が選んでいて印象に残った本をあげる。小説では、芥川賞を…
『アメリカン・フィクション』観てきた!超絶面白かったです。今のところ2024年の一番。 『アメリカン・フィクション』のあらすじ 黒人作家として型にハメられた描写でお金稼ぎをする潮流にウンザリしている主人公の作家「モンク」はロサンゼルスの大学で強弁を取っていた。もう何年も本を書いていない彼は、授業でNワードを使うことで生徒からクレームが続き、休職を余儀なくされる。 家族のいるボストンで行われるブック・フェスティバルに参加すると、今売れている黒人作家の作品は、白人メインストリームで喜ばれるステロティピカルなストーリーばかりのように思える。 実家の向かいに住む女性と出会い、恋に落ちるなど良いこともあ…
本を買った。 柴崎由香『百年と一日』ちくま文庫、2024百年と一日 (ちくま文庫 し-49-2)作者:柴崎 友香筑摩書房Amazon【待望の文庫化】柴崎友香『百年と一日』(ちくま文庫)見本が出来上がりました! 単行本刊行時、読む人に新鮮な感覚を呼び起こし、各紙書評や第1回「みんなのつぶやき文学賞」第1位など話題となった一冊。1篇を追加し、深緑野分さんの解説も加わり待望の文庫化!3月11日頃発売予定。お楽しみに。 pic.twitter.com/N3K8mkjSho— ちくま文庫 (@chikumabunko1) 2024年3月1日 今回「その人には見えている場所を見てみたいって思うんです、一度…
商売のための旅は命がけ 以前2021年のノーベル文学賞を受賞したアブドゥルラザク・グルナの著作『楽園』をどうしたものか、困っていると書いた。主人公の少年ユスフが父親の借金の方に商売人のサイイドに売られるところから始まる物語だ。何を困っていたのかと言うと、この小説は大長編で、あの時はちょうど3分の1ほどを読んだところだったが、正直言って飽き飽きしていた。浅薄な私には、この小説がどうしてノーベル賞に値するのか理解できなかった。要するに、この小説をバッサリと読むのをやめるか、それとも、この際だから我慢して一通り読んでその真偽を確かめてみるかのどちらかだった。 はっきり言って、どうせ図書館から借りた本…
2024年3月16日(土) 中村文則著「去年の冬、君と別れ」読了。 2014年本屋大賞候補作品、2018年映画化されたサスペンス&ミステリー小説。 文中に、トルコのノーベル文学賞受賞作家のオルハン・パムク著「雪」が出てくるのに感心したくらいで、ま、息抜きレベルの内容でした。
特集『近現代国家と国葬・公葬』 ◆近現代日本の国葬に関する研究の現状と課題(宮間純一*1) (内容紹介) Q&A形式で書きます。なお、宮間氏が日本近代史家ということで内容は日本限定です。 Q 日本の国葬は何時始まったのですか? A 事実上の国葬は「紀尾井坂の変」で不平士族に暗殺された大久保利通(1878年)、法律上、明確に国葬と位置づけられたのは岩倉具視(1883年)だとされます。 日本の国葬の特徴として国葬対象者が「皇族」「大物政治家(元首相で元老の伊藤博文、山県有朋、松方正義、西園寺公望など)」「大物軍人(東郷平八郎、山本五十六)」であり、「文化人」を国葬対象とするフランス(例:歌手のシャ…
第96回アカデミー賞で脚色賞を受賞した『アメリカン・フィクション』と脚本賞を受賞した『落下の解剖学』を観た。 まず、『アメリカン・フィクション』の感想から。 皮肉大好き人間にはぴったりの作品だった。J.T.リロイのことを思い出した。文学賞の選考シーンはどれも笑ったし、モンクがヤケクソになって本の新しいタイトルを提案するところは爆笑してしまった。そんで最後が見事!見事すぎる。全部ひっくるめて皮肉で返してくる展開。凄かった。あと思ったより家族の話だった。現実もしっかり描いているから、ちゃんと笑いの部分が効いてくる。宇多丸さんの映画評を聴いて思い出したけど、妹リサの遺書も素晴らしかった。あんなクレバ…
本日から旅に出ておりまして、宿に置いてあるレッツノートで、本日の更新をしましょうと思いましたら、しばらくアップデートがされていないので、まずはそれをしてから、使ってと表示が出ることに。それで、再起動しましまところ、ずっと再起動が終わらずで、使うことができずです。 そんなわけでスマホで更新となりました。いつもの記事と雰囲気が違うのは、そのせいです。 本日は、午前にスタートして、目的地には午後三時半につきました。本日の移動中には持参の文庫本を開くことにです。二冊持参のなかから、読んでいたのは、すこし前に購入していた乗代雄介さんのものでした。 十七八より (講談社文庫) 作者:乗代 雄介 講談社 A…