「カルチュラル・レラティビズム(cultural relativism)」
通約可能な人類文化の「普遍性」を基に、各々の文化を平等に扱おうとする思想。しかし、人類文化の「普遍性」を見出せないために、自文化を基準に、他文化を理解しようとする試みになっている。自文化を基準にすると、相反する他文化を認めることは、自文化を否定することになり、とりわけ倫理(人権)の問題においてジレンマに陥ってしまう。自文化主義の構図から抜け出せない相対化は、合理性のない差別レッテルしか生み出せず、自文化や他文化を批判したい論者によって恣意的に利用されている面がある。本来の意義ではなく、優劣を付けない思想という誤解に特化して使われてる言葉である。
「捕鯨問題」
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