The Raven
1849年のボルティモアで、母子が密室で惨たらしく殺害される事件が起こった。事件を捜査する警視フィールズは、エドガー・アラン・ポーの小説『モルグ街の殺人』に酷似しているのに気付き、酔いどれ作家ポーに捜査協力を依頼する。しかし事件は次々起こり、やがて犯人からポーへの挑戦状が届く。それは知恵比べだけではなく、今回の事件について小説化し、新聞に掲載すべし、という要求だった。やがてポーの恋人エミリーが誘拐されてしまう。彼女の命を助けるには、挑戦を受けて立ち、謎を解明しなくてはならない。必死になってポーは事件を調べ、小説を書き、発表するが。
ポー最期の日々をミステリ形式で描いた異色作。