独占禁止法における処置の一つで、同法に反して談合、カルテル、私的独占などを行った業者に対して公正取引委員会が行う行政処分のこと。 違反行為排除のため、業者には取締役会での再発防止決議、コンプライアンスの徹底、再発防止策の構築、公正取引委員会への報告などが求められる。 この排除措置命令とともに課徴金が業者に課される場合がある。
業者側は、排除措置命令と課徴金に不服がある場合に、解除を求めて裁判所に審判を求めることができる。
読者は「ダーク・パターン」すなわち、悪意のあるインタフェース・デザイン・パターンの一種で、エンドユーザーをだまし、本人の意図または期待とは異なる行動を取らせ、インタフェースの提供者に利益を与えるものを十分理解されてあろうか。 筆者は、最近のブログの(注4)で簡単にこの問題を取り上げた。その趣旨は違法なマーケティング規制のあり方の実態およびわが国の法規制のあり方を論じたいと考えたからである。 改めて考えると、この問題の重要性から見て問題を整理すべく、今回のブログは、(1)「ダーク・パターン」の実態と技術面からみた本質的な違法性問題、(2)米連邦取引委員会(FTC)のダーク・パターン・レポートの内…
今日は3月議会の本会議の5日目。議案の裁決や即決議案の質疑・採決、一般質問がありました。消防救急デジタル無線設備の購入の入札で、談合があったと公正取引委員会が認定したことから、その談合によって被った損害を賠償せよと、高槻市が裁判を起こしたのですが、その裁判で和解をしたいと、今日の議会に議案が上程されました。私はこれに対して質問。この3月議会の初日に、高槻市は、談合の裁判で訴えた富士通の100%子会社と消防指令センターと契約すると議案を上程。私や数名の議員は反対しましたが、賛成多数で可決。そのわずか25日後に、この和解の議案です。富士通が和解に応じるということは、やっと談合を認めたということ。談…
これらについては、わが国メディでも紹介されているが、いずれの内容も巨大IT企業の独占的企業活動の法的規制策の効果的行動を論じるには不十分であるといえる。例えば、フランス独立行政機関である競争委員会(Autorité de la concurrence:わが国の公正取引委員会と解説しているのみで巨大 ITの活動実態や手法に応じた専門性を持ったメデイアやユーザーに対し意図的に透明性や自由にOSの選択肢を得られないようにしている点ならびにこれまでの交渉経緯等についての言及は皆無である。 そこで、本ブログは処罰根拠法や具体的な不遵守課題の内容 より具体的には1)EUにおける「顧客誘導禁止条項の意義」と…
今日は3月議会の初日。即決議案の質疑・採決や令和6年度施政方針の説明等があり、私は2議案について質問しました。高槻市が島本町と共同運用する消防指令センターを造るために、入札ではなく、プロポーザル方式で専門業者を選定したというのですが・・・その事業者は、公正取引委員会に消防デジタル無線で談合したと認定され、高槻市に訴えられている富士通が、談合事件後に設立した100%子会社。私は、経緯を説明したうえで、契約すべきではないと、議案に反対しましたが、残念ながら、賛成多数で可決されてしまいました。以下は今日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。 ■議…
#学習記録 13日目 事業承継・M&Aコース 【学習記録13日目】 金融業務2級 事業承継・M&Aコース 2022年版 資格取得に向け学習を進めてます。 13日目 P113~P122 場所:帰省先 時間:15分、(記録15分) あけましておめでとうございます🎍 継続は力なりですね! 1月1日から他者と差別化しましょう🎵 ▼ M&A関連法制等 ・合併 └吸収合併 └新設合併 ・債権者保護手続(会社法810条) ・株券の一部を紛失 └会社法221,223 └株券不発行会社の定款変更 ・譲渡承認 └取締役会 ・独占禁止法・金融商品取引法 ・公正取引委員会 ・整理解雇の4要件 ▼ 補足 単語 ・公正取…
東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出 青森県大間町のクロマグロ漁獲量未報告事件 太平洋クロマグロ漁獲枠 サンマの漁獲枠 洋上風力発電をめぐる受託収賄で衆議院議員が逮捕起訴 第4期海洋基本計画が発表 その他 東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出 8月24日東京電力は政府の方針に基づき、福島第一原子力発電所にたまるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水を基準を下回る濃度に薄めた上で海洋に放出。 IAEAが東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の安全性レビューに関する包括報告書を公表しました (METI/経済産業省) 福島第一原発の処理水 海洋放出を開始 国内外の反応は 東京電力 | N…
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2023/11/29/200010https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2023/11/29/200020https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2023/11/29/200030 https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2023/11/29/200100https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2023/11/29/200150「さすまた」は、相手を捕まえたり戦ったりするものではなく、自分を守るために使う…
テレビへのゴリ押しや圧力についても、再発防止策を盛り込んだ改善計画をつくり、着実に実行して欲しいもんですわな。 本当に嫌で嫌でどうしようもない。 TOHOシネマズが改善計画 配給会社「圧力」、公取委に提出 2023年09月27日10時44分 映画館運営会社「TOHOシネマズ」(東京都千代田区)が映画配給会社に圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会から独禁法違反容疑で調査を受けた問題で、同社が再発防止策を盛り込んだ改善計画を公取委に提出したことが27日、関係者への取材で分かった。 独禁法の「確約手続き」に基づくもので、公取委は近く計画を認定し排除措置命令や課徴金納付命令を見送る見通し。 関…
事前質問を提出しました。今年こそ関電経営陣は誠実に答えて欲しい。 関西電力 第99回株主総会事前質問 *フランスでの使用済MOX燃料の再処理について 1)12日、森社長が福井県知事に高浜3、4号からのMOX燃料と使用済み燃料をフランスに運ぶことを伝えたと報道された。もんじゅが廃炉になり、核燃料サイクルは破綻した。フランスの再処理工場でも周辺の放射能汚染が問題になっている。使用済MOX燃料との混焼再処理はウラン燃料のみの再処理より危険で、発生する廃棄物はより厄介なものになる。使用済MOX燃料の再処理は行うべきではないと思うがどうか。 2)高浜原発の使用済核燃料について「毎月26日ランチタイムに関…
平成27年4月28日最高裁判所第三小法廷判決 裁判要旨 音楽著作権の管理事業を行う既存の事業者が,その管理する音楽著作物の放送への利用の包括的な許諾につき,ほとんど全ての放送事業者との間で年度ごとの放送事業収入に所定の率を乗じて得られる金額又は所定の金額による使用料の徴収方法を定める利用許諾契約を締結しこれに基づくその徴収をする行為は,次の(1)~(3)など判示の事情の下では,音楽著作物の放送への利用の許諾に係る市場において,独占禁止法2条5項にいう「他の事業者の事業活動を排除」する行為の要件である他の事業者の参入を著しく困難にする効果を有する。 (1) 上記の市場においては,放送事業者にとっ…
こんにちは。HANAです。 歴史や法律で聞いたことがある独占禁止法についての話をしていきます。 皆さん独占禁止法を、ご存じでしょうか? 簡潔に言うと、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律です。 公正取引委員会が実行する法律の中に、独占禁止法があります。 それでは独占禁止法について、説明していきますね。 <独占禁止法は、公正取引委員会による法律> <独占禁止法の目的> <違反したらどうなる?> <独占禁止法 まとめ> <独占禁止法は、公正取引委員会による法律> 独占禁止法は、公正取引委員会によって執行されている法律なのです。 では公正取引委員会とは何かと思いますよね。 公正取引委員会は、…
「会社のトラブルを扱った作品」の第五弾は、新川帆立『競争の番人』(講談社、2022年)です。資本主義のバイタリティを支える条件のひとつに、「公平な競争」があります。公平な条件下で行われる経済活動こそが、それに関わる人々の「ヤル気」と「頑張り」を常に再生産するからです。ところが、時として、私的独占、不当な取引制限(カルテル、談合など)、不公正な取引方法(不当廉売、抱き合わせ販売、優越的地位の濫用など)といった「法律違反」と見なされる事案がはびこるという現実に遭遇します。公正取引委員会(公取委)は、そうした違反の疑いがある事件を審査し、排除措置命令・課徴金納付命令・警告を行います。また、悪質な事件…