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投影法

(サイエンス)
とうえいほう

ここでは心理学関連の用語として扱う。

投影法について

人格検査、性格検査、心理分析を行う時に用いられる、比較的あいまいな刺激を用いて、被験者に何らかの課題の達成を求める検査法。あいまいな刺激に対しては、被検者の無意識が投映されるという仮定に基づいている。被検者の無意識的側面が把握できる、回答を意図的に操作する事が難しいという利点があるとされる一方、被検者への心理的負担が大きい、検査結果の整理が煩雑である、結果の見立ては検査者の意図に左右されてしまい検査の客観性、信頼性、妥当性に難点があるなどの欠点もある。
この様な欠点のため、近年は下火となっている。

代表的な投影法

  • ロールシャッハテスト: 左右対称のインクのシミから被験者が想像したものから人格を分析する。
  • バウムテスト(ツリーテスト): 木を描かせ構図や木の様子(実や葉の有無、枝や根の形など)から心理を判断する。
  • TAT絵画統覚検査(主題解釈テスト): 主題が曖昧な絵から物語を作らせ、心理状態を判断する。
  • SCT(文章完成法テスト): 不完全な文章に自由に補わせて全文を作らせる。心の歪みを探る。
  • ゾンディーテスト: 人物の顔写真が印刷された48枚のカードを一定の手続きで被験者に示し、好き・嫌いの基準でカードを選んでもらい、その結果から被験者の衝動のありようを分析・把握する。
  • P-Fスタディ(絵画欲求不満検査): 欲求不満が生まれる日常的な場面が描かれた絵に対する反応をみる。
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