戸田漕艇場は、埼玉県戸田市の戸田公園内にあるボート競技コースである。「戸田ボートコース」とも呼ばれる。
もともとは、1940年に開催される予定だった東京オリンピックのために造成されたもので、オリンピックの開催中止決定後も造成が継続され、1940年10月27日に完成した。
その後、1964年に開催された東京オリンピックにおいてボート競技会場として利用された。
水面は2.5kmに及ぶ長大なもので、西端から500mの地点にかかる戸田公園大橋から西側は、競艇場としても利用されている。東端には国立スポーツ科学センター戸田艇庫、埼玉県立戸田艇庫があり、東京大学や東京工業大学、筑波大学等の大学の艇庫や、三菱艇庫などの実業団チームの艇庫が並ぶ。
北側から1-6、回漕レーンとなっている。通常は1-3レーンが往路、4-6、回漕レーンが復路となり、内側のレーンを速い艇が、外側のレーンを遅い艇が進む。
コース内でレースが行われている場合は回漕レーンが往路となり、1-6レーンが復路(レースコース)となる。