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戦車砲

(一般)
せんしゃほう

tank gun(英)


戦車に搭載される砲、大砲、主砲。

概略

最初の戦車であるマークI以来、試行錯誤があったが、結局戦車は(補助装備である機銃を除けば)大口径の砲1門を搭載する形に落ち着いた。
第二次世界大戦では戦車対戦車の戦闘が多発し、事前に考えられていた歩兵支援兵器としての戦車とか、軽快で機動力のみに依存した戦車といったものでは対応できなくなり、技術発展も相まって、走攻守の三拍子を高いレベルでバランスさせた「主力戦車」が戦車の正しい姿となった。このため戦車砲は仮想敵国の戦車を撃破しうる威力が最優先で求められるようになった。

第一世代と呼ばれる主力戦車は概ね90mm砲を搭載していたが(例外有り)、第二世代では105mm砲になり(例外有り)、第三世代では120mm砲(例外有り)が主流となった*1
なお、20世紀後半になってから登場した各種砲弾、特に最大の貫通力を持つAPFSDS弾の使用のためには、ライフリングがむしろ足かせとなる。このため各国の現用主力戦車は大半が滑腔砲を装備している。

*1:第四世代ではこれが例えば140mmとか152mmに拡大するのか、それとも逆に何らかの違ったアプローチが採用されるのか、現段階では確定していない

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