軍が慰安所の設営や運用、慰安婦の募集や移送など全面的に統制し、従軍慰安婦を性奴隷状態に置いた制度、仕組みのこと。
1930年代から第二次世界大戦中の日本軍への性的隷属を目的として詐欺や誘拐、人身売買などを含む手段で女性の確保が行われた。
日本陸海軍が慰安所を必要とした理由は以下の4点にあった。
(1)強姦防止
目的は、女性の人権保護ではなく占領地の住民の抵抗が激化し占領統治という軍の作戦遂行に支障をきたすため。
(2)性病蔓延防止
目的は、戦力である将兵が性病にかかると治療に長い時間がかかり戦力が低下するため。
(3)軍の機密保持・スパイ防止
目的は、将兵が戦地、占領地で民間の売春宿に通うと、そこで軍の秘密を漏らす恐れがあったため。
(4)将兵への「性的慰安」の提供