Play Misty for Me
モンタレーのラジオ局でDJをしているデイヴに、いつもエロール・ガーナーの名曲「ミスティ」をリクエストしてくる女性がいた。デイヴは遊びのつもりでその女性イヴリンを一夜の関係を持つが、その後イヴリンの言動は執拗で常軌を逸したものとなってくる。
クリント・イーストウッドの初監督映画。いわゆるストーカー犯罪を扱ったスリラーの先駆け的作品でもある。後年、『危険な情事』が公開されたとき、本作の盗作ではないかという声も一部であった。師と仰ぐドン・シーゲルもバーテンダーの役で出演している。モンタレー・ジャズ・フェスティヴァルの様子が収められていたりと、イーストウッドのジャズ趣味が散りばめられた映画でもある。