思想雑誌。
1946年に創刊。 創刊時の同人は、丸山眞男、武谷三男、都留重人、渡辺慧、鶴見俊輔、鶴見和子、武田清子。 1996年まで刊行される。
鶴見俊輔の証言によると、雑誌の題名は、science of thinking の邦訳であり、上田辰之助の提案によるという(『戦争が遺したもの』新曜社、2004年、170頁を参照)。
そういえば、今月のこれから刊行になるであろう本の案内をいただいたおり ました。一冊は、すでに注文をすませておりまして、届くのを待っておるのです が、もう一冊は、これから郵便振替で送金をして注文をすることになりです。 いただいた案内には、「本書は直接販売のみです」とありますので、Amazonは おろか、一般の書店では販売せずと記されていました。このような版元は応援を しなくてはいけないですね。 ということで、編集グループ SUREさん 今月の新刊予定であります。 鶴見俊輔さんの「日本の地下水 ちいさなメディアから」となります。 案内いただいたちらしをスキャンして、下にはりつけることにです。この本…
はじめに 時として、理解できないことを言われることがある。逆に、理解できないと言われることもある。この「理解できない」という状況はなぜ起こるのか。思いの背景にある関係、視点、目的、姿勢といった要素に分解して考えてみる。 関係 思いを伝えるためには、自身の置かれた立場を把握し、周囲の関係を意識する必要がある。 以下に、存在している関係を示す。 具体的な関係のカテゴリー 組織内の機能 経営、セールス・マーケティング、総務、人事、研究・開発 組織内の役割 マネージャー、リーダー、チームメンバー 組織外の関係 株主・利害関係者、エンドユーザー、国・自治体、環境・世界 個人的な関係 家族、パートナー、友…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 優生思想は、西洋キリスト教世界と中華儒教世界に胎児のように存在し、時代の趨勢によって生み出されていた。 ・ ・ ・ 2024年3月23日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「じつは古代ギリシャで猛威をふるっていた「優生思想」…「スパルタ」は優生思想で滅びていた…! ダーウィンを祖とする進化学は、ゲノム科学の進歩と相まって、生物とその進化の理解に多大な貢献をした。 【写真】ヒトラーとナチスによる残虐行為の正当化に利用された「ダーウィンの呪い」 一方で、ダーウィンが提唱した「…
哲学は、「愛智」というギリシャ語に由来し、「知の愛、真理の探求」を意味します。それは人間の思考と存在の根本に関する質問に答えようとする学問です。なぜ私たちはここにいるのか?善とは何か?真実を知ることは可能か?これらの普遍的な疑問は、古代から現代に至るまで、多くの偉大な思想家たちを惹きつけてやまないテーマでした。この記事では、そんな人類の哲学的旅をたどり、その過程で生まれたアイデアがどのように私たちの文化、政治、そして日常生活に深く根ざしているのかを探ります。 次に、古代哲学の起源について記述します。このセクションを完成させた後、残りのセクションも順番に作成していきます。 古代哲学の起源 古代哲…
文章心得帖 (ちくま学芸文庫 ツ 4-2) 著者 : 鶴見俊輔 筑摩書房 (2013年11月6日発売) 文章心得帖 (ちくま学芸文庫 ツ 4-2) 作者:鶴見 俊輔 筑摩書房 Amazon f.②2024/2/19f.①2013/11/30p.2013/11/8 from amazon site 「余計なことはいわない」「紋切型を突き崩す」等、実践的に展開される本質的文章論。70年代に開かれた一般人向け文章教室の再現。 内容(「BOOK」データベースより)日本語を離れ、ふたたび日本語に戻った著者が、思いを伝えるための最良の方法を求めた文章教室。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)鶴見/俊…
近代科学の方法論における革新者、フランシス・ベーコン。彼の名前は、経験論の父として、そして帰納法に基づく科学的探究の方法を提唱したことで、科学史に不滅の足跡を残しています。イギリス出身のこの哲学者は、自然界の法則を理解する新しい道を開き、後世の科学者たちに大きな影響を与えました。ベーコンの生涯と業績を通じて、彼がいかにして現代科学の基礎を築いたかを探ります。 生涯と業績 フランシス・ベーコンは、イングランドのロンドンで生まれました。彼の父はエリザベス1世の下で務めた法務官であり、若いベーコンは最高の教育を受ける機会を得ました。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学んだ後、フランスの大使館で働…
山田稔・黒川創(編) (2023年12月2日刊行、編集グループSURE、京都, 174 pp., 本体価格2,400円, ISBNなし → 版元ページ)さくっと読了。こういうタイプの大学教員はまちがいなく “野生絶滅” している。【目次】第一部 多田道太郎とは何者だったか?[山田稔・荒井とみよ・藤原辰史・黒川創・瀧口夕美・北沢街子]はじめに 9 京大人文科学研究所、鶴見俊輔、「思想の科学」—— 黒川創報告 11 元「脱走兵」の戦後 20 明治学院大学国際学部と加藤典洋 26 現代風俗研究会でのスタンス 33 詩を読む人 37 「親切」の測り難さ 39 惚れ込みと、飽きっぽさ —— 討議の始まり…
ニュース - 初撮影から1年後のM87ブラックホールの姿 - アルマ望遠鏡 (alma-telescope.jp) 「諸行無常」「万物流転」「盛者必衰」は、科学思想の核心であると同時に、死生観の核心である。 優れた思想は、科学そのものである。 magnitude99.hatenablog.com magnitude99.hatenablog.com magnitude99.hatenablog.com magnitude99.hatenablog.com magnitude99.hatenablog.com magnitude99.hatenablog.com magnitude99.hate…
THE TED TIMES 2024-06「進化論」 2/7 編集長 大沢達男 チャールズ・ダーウィン(1809~1882)の進化論から、英米の帝国主義、そしてマルクス主義が始まりました。 1、英国 <英国のインド進出では、武力だけではなく、インド教徒と回教徒、藩王と藩王、ジャット人とラージプト人、ブンデラ人とロヒラ人、仲間同士を戦わせました。 1857年のインド兵叛乱では、英国は残忍酷薄な行為を行っています。 「土民の老幼男女を屠った」、「老人・女子・小児なども血祭に挙げられた」。 「大英帝国において、インド農民以上に悲惨なるものはない。彼は一切を絞り取られてただ骨のみを残している」 さらに…
第3章 軍産学複合体の復活と日本の戦時体制化 3-1 ワシントン体制の崩壊と軍事工業の成立 1931年満州事変が勃発し、軍縮条約で弱体化していた軍産学複合体が復活する。斉藤実(元海軍大臣)を首班とする内閣において、様々な産業強化政策が実施された。: 船舶改善助成施設(1932年);助成金によって不経済船を解体し、優秀船を建造させる。並行して海軍が艦艇補充計画として38隻のうち半数を民間の造船所に発注した。(また平賀は本格的な実艦実験も行う)。 八幡製鉄所と民間鉄鋼業の製鉄合同;1934年に日本製鉄株式会社が発足。「産業合理化」の一環として進められていたものが、斎藤内閣の下で実現。技術面では、野…
私は,前稿で芥川の『歯車』(1927)と賢治の詩「「三一四〔夜の湿気と風がさびしくいりまじり〕」(1924.10.5)に認められる「罰」は両者とも「慢心」により「神」を軽視した「罪」による「神罰」である。と述べた。しかし,『歯車』の主人公が受けた「神罰」が「神」によって直接下されたものか,あるいは間接的なものだったのかは不問にしていた。本稿はそれを明らかにしたい。 答えを最初に述べておきたい。「人工の翼」を付けた〈僕〉(=芥川)を罰したのは『或阿呆の一生』(40問答)に出てくるシルクハットを被った天使,つまり〈マルクス〉の亡霊であり,また「復讐の神」が憑依した〈ある女性〉である。『歯車』の主人…
LINE片付けに参加しております。 mamashizue.hatenablog.com 2月は私にとってお片付け強化月間です。 今回は本の片付けとなります。 正直、紙の本はほとんど持っていなくて、文具の片付けで出てきた本くらいしか持っていません。あとは、レシピ本。 世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ 作者:はらぺこグリズリー KADOKAWA Amazon これを持っています。 キーマカレーや豚角煮がおいしく、結局このくらいしか作らないよね、ということで他のレシピ本は特に残っていません。前は、お弁当用のレシピ本を持っていましたが、お弁当はほとんど前の日の残り物なの…
アフィリエイト広告を利用しています チャールズ・ダーウィンとは、イギリスの自然科学者で、進化論の父と呼ばれる人物です。彼は1809年にイングランドのシュルーズベリーで生まれ、エディンバラ大学とケンブリッジ大学で学びました。1831年から1836年まで、ビーグル号で世界一周の航海に参加し、南米やオーストラリア、ガラパゴス諸島などで多くの動植物の標本を収集しました。この航海で得た観察と知識が、彼の進化論の基礎となりました。 ダーウィンは、生物の種は長い時間をかけて変化し、共通の祖先から分岐していくという考えを提唱しました。彼は、自然界で生き残るために適応した個体が繁殖し、その特徴を子孫に伝えるとい…
デカルトによる認識の転換 〜神から人間へ 良識(理性)は万人に与えられている 神によって与えられるかしこさ 頭の良し悪しは頭の使い方の上手下手である 神から人間へと移った認識の根拠 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【新版 哲学・論理用語辞典】 デカルトによる認識の転換 〜神から人間へ 良識(理性)は万人に与えられている デカルトといえば『方法序説』なのですが、この『方法序説』の冒頭には面白いことが書いてあります。曰く、良識は万人に与えられている。この良識とはなんじゃらほい、と注を見てみますと、理性と同じ、と書いてあります。では理性とはなんぞや、といいますと、普通本能に対し…
ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』の翻訳を始めた話はした。 cruel.hatenablog.com 素直に第2講を初めて、半分くらいはおわっているんだけれど、そもそもこの話がどこへ行くのか知りたくて (はい、推理小説もまず最後を読むタイプです)、最後の第11講をあげてしまいました。 ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第11講 (最終回) もちろん、このpdfを読むとそれなりにウダウダしい。だが、そこで言われていることは、第1講と同じでとてもシンプルではある。それはつまり、以下の通り: 「存在の連鎖」という観念は最終的に、二千年かけて詰めていったらボロボロでまったく整合性がないことが明らかになった…
はじめに:ヘラクレイトスの哲学 ヘラクレイトスの哲学は、彼の時代の伝統的な思想から一線を画しています。彼は、宇宙の根本原理として「ロゴス」を提唱しました。この概念は、宇宙の秩序や理性を指し示すもので、彼の思想の中心に位置づけられます。ヘラクレイトスはまた、知識と真理に対する独自の見解を持ち、真理は感覚ではなく理性によってのみ理解可能であると主張しました。彼の哲学は、自然現象だけでなく、人間の認識と倫理においても深い洞察を提供します。 ヘラクレイトスの経歴 ヘラクレイトスは、貴族階級の出身でありながら、伝統的な権力や富に対して批判的な態度をとりました。彼は王位を兄弟に譲り、哲学的探求に専念しまし…