阿川弘之の「志賀直哉」とその周辺の人物についての記録文学。 野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。
志賀直哉〈上〉 (新潮文庫)
志賀直哉〈下〉 (新潮文庫)
1883年2月20日宮城県石巻町生まれ。作家。1971年没。父直温、母銀の次男として生まれる。
1910年、武者小路実篤、有島武郎らと「白樺」を創刊。以降「白樺派」として戦前の小説界を牽引する。異名「小説の神様」。自らを題材に採った告白小説・私小説を中心として執筆。太宰治『如是我聞』などでの批判をのらりくらりとかわす。
潮風に吹かれて 今回のトップは、映画についてはちょこっとで、16年前にプライベートで巡った3つの城 ( 姫路城・犬山城・名古屋城 ) の紹介です。 単なるワタクシ的プチ昔ばなし、そんなものになりますが、記事ネタを記述するに当たって遠く過ぎ去った記憶をたぐらせます。 では、ところどころ古ぼけている曖昧な記憶をぐいーっと引き戻します。 平成19年 ( 2007 ) の11月中旬から翌年の3月下旬まで、志賀直哉の小説「城の崎にて」の舞台になった城崎温泉にある小さな旅館で私は働いていたことがあります。住み込みの短期アルバイトでした。冬場の城崎温泉といったらズワイガニ ( 松葉ガニ・越前ガニ ) なので…
今回は、志賀直哉 作の『暗夜行路』を読みました! なかなかの長編で読むのが大変でしたが、読み応えありました😄 books.rakuten.co.jp 《作者紹介》 志賀直哉 1883年、宮城県生まれの小説家で、「小説の神様」と称せられのちに多くの小説家に影響を与えるものとなる。 学生時代、女義太夫*1に熱中し、その影響を受け小説家を目指す。 武者小路実篤や谷崎潤一郎と親交があり、夏目漱石をとても慕っていた。 引越しを数多く行なったことでも有名で、広島や京都や東京などに移り住み、生涯で23回も転居をした。 代表作に『暗夜行路』『城の崎にて』がある。 《あらすじ》 前編 主人公の時任謙作は、両親に…
朝。 スライスチーズ玉子ソーセージ柚子大根の具でホットサンド。 昼。 豆腐フライ と、うどん。 夜。 初めて豚小間でミルフィーユカツ作ってみた。 ラムーの豚小間100g69円特大パックをそのまま冷凍したのをトンカツの大きさにカットし塩コショウしバッター液⇒パン粉付け低温で揚げる。凍った肉の塊が厚すぎたのでレンチンを挟んで2度揚げして中心部まで火を通した。安いカツ用ロース肉と比べて食感は下回るが肉の味は上回る。100g単価約30円差を考慮すれば予想以上の成功と言える。リピあり(次回は2度揚げしたくないので、薄く延ばして冷凍しよう) キャベツないので、ピクルス添えて。 食後、映画 『好人物の夫婦』…
暗夜行路:3回目の通読 暗夜行路をはじめて読んだのは中学2年生の時。 当時武者小路実篤にはまっていて親友志賀直哉の代表作ということで読もうと思った。 だがこの時は序の箇所はわかったけど 本編に入ったら意味不明状態になり途中でやめた。 最初の通読は高校の時だが 結局ほぼ何もわからずつまらなかった。 2度目の通読は40歳くらいの時。このときは割と面白かったが全体としてのこの小説を認識できなかった。いったいこの愚かな時任謙作の何を書きたいのだろう?(笑)そんな気持ちが半分以上あった。 そして今回、3回目になるが 還暦を過ぎて熟読した いろいろ書こうと思ったが再び動画でしゃべる そしてついにこの作品暗…
A「食べ物にうまいものなし!!これが奈良だよ」 B「おまえねぇ・・・今の時代、それちょっと言い過ぎ・・・」 大学仲間で近畿での名物旨いものの話しをしていた。 A「そうだろ?大阪はうどん・お好みなんて粉もの、神戸は牛肉、京都は懐石なんてことで、いくらでも出てくるじゃないか」 C「まぁまぁ・・・喧嘩するなよ。ところで、思いだしたんだけど、その奈良の『食べ物にうまいものなし』ってことばの元になったのが志賀直哉だって知ってる?」 A「え、あの『城崎にて』なんかを書いた志賀直哉か?」 C「ああ。直接、うまいものなしって言ったんじゃなくて、昭和のはじめに奈良の観光局から志賀直哉が観光パンフレットを書くよう…
8月23日㈬。炎暑。 午前、駅前の「コメダ珈琲」で、ホット・コーヒーとトーストのモーニング。『ポール・マッカートニー ザ・ライフ』を読む。だいぶ進んだ。 1970年代、ウイングスの絶頂期(しかし、バンドのメンバーがたえず入れ代わる)から、日本の大麻所持によるポール・マッカートニー逮捕(全コンサートの中止)、ジョン・レノンの死、など、悪夢のような出来事が連続した1980年代へはいる。読んでいても、一番つらい部分。 ★ 午後、「イオンシネマ板橋」へ、三原光尋(みはら・みつひろ)監督の『高野(たかの)豆腐店の春』を見にいく。 尾道の町に店を構える高野(たかの)豆腐店。愚直な父、高野辰雄と明るくて気立…
我孫子駅西口にある写真。後列中央左から武者小路実篤、柳宗悦、志賀直哉。 6月21日㈬、曇り。 「上野駅公園口」で、Tさんと待ち合わせ。いつも時間より早く来るひとなので、わたしも早めにいったら、もう来ていた。 今回は、我孫子の「白樺文学館」で、「白樺派と我孫子」というテーマの展示をやっているので、見にいくことに。 上野から我孫子までは、常磐線の快速で35分くらい。予想以上に早く着いた。 我孫子駅から「白樺文学館」まで、不整脈のわたしの足で20分くらい。話しながらだと、もっと短く感じられた。 最近になって、いままで手にいれにくかった里見弴の小説が、文庫になって2冊発売された。 「『彼岸花』/『秋日…
www.youtube.com 東京からようやくキャンプ場に着く。友人Oの小さなワンボックスカーのカーナビが不調で、長野県に入ったあたりか、ディスプレイのマップが突然真っ白になる。道案内の標識を読み間違えてしまい、大回りする羽目になり、夕方遅くになってやっとサイトにたどり着く。テントをはり、事務所で薪の束を買う。 谷間にあるキャンプ地はすでに薄暗い。夜が迫っていて、目の前の池も月を浮かべて鈍い銀色だ。釣りはもうできない。北アルプス連峰が黒々と盛り上っている。峠近くだからか、夏の終わりなのにもう冷気が肌を通して浸みてくる。東西南北の方位が消えていて、方角がわからない。夏の主役白鳥座が天の川に大き…
谷川徹三『こころと形』(岩波書店、1975) 心が形として素直かつ正確に現れたもの、それが美であるとは、谷川徹三の揺るぎなき信念だ。もうひとつ、天地万物に神宿る汎神論的な天然自然観があって、人の心が素直に表現された美には、天然自然の形とかならずや溶けあうに違いないとの、これも揺るぎなき信念である。 『こころと形』に収載の諸論は、前二著『芸術の運命』『繩文的原型と弥生的原型』と三幅対をなすとも、一連の集大成ともいえる。桂離宮の庭や伊勢式年遷宮を語り、能名人のとある所作や雅楽を語り、玉石や埴輪を語る美論は、読者のおおかたに等しく馴染みある世界とは申せまいが、一連の谷川芸術論に眼を通してきた読者には…
「旅行詠は逃避」といった表現を度々見かけます。 しかし、生活が、人生が旅そのものである人(旅を繰り返す人をも含む)には、その指摘は当たらないでしょうね。 西行も、芭蕉も蕪村も。牧水も。 そして、畑違い、かつ若干矛盾した表現ですが、志賀直哉の私小説は散文の世界における「旅行詠」なのかもしれません。
これにて終了です、お見送りはできないんですが、こちらからお帰りくださいとCちゃんが茶室の戸という戸を開け放すと、真っ暗な庭園が広がっていた。その瞬間冷気が吹き込んだはずだが、お茶会中も室内には隙間風がそよいでいたので視覚の変化の方が大きかった。夜の花園中央公園を訪れる人は少ない。静寂の中Cちゃんのお点前を眺めていると、カタカタと木戸が風に揺れる音が耳に入ってきた。誰かがはしゃいでいるのか、怪鳥の鳴き声のような奇声も遠くに2回聞こえた。今日のお茶会は初心者向けの体験イベントで、非日常の空間で心のデトックスをしましょうと案内には書かれていた。非日常でありながら日常と地続きであることが感じられるひと…
旅程 下北沢でサングラスを買う 天気が悪そうだけど、めっちゃ冬だけど、偉大な旅の始まりには偉大なサングラスがつきものなのだ。 下北沢のメガネ屋さんのイカした店員さん。 ロン毛でイカしたメガネをかけてる髭を生やした店員さん、たぶん家でサボテンを育てているし部屋が小綺麗なタイプ、この人は信頼できる。 メガネ屋さんの店員って100%メガネしてるよね。 「今から旅に出るので一番似合いそうなサングラスください」 って言ったら店員さん困ってた。 結局ターミネーターみたいなイカついサングラスをオススメしてくれたので秒で購入。 「薄い色のレンズの方がオシャレ感は出るけど、真っ黒の方が漢の旅!って感じでますから…
こんにちは。 先日、夫婦で城崎(きのさき)温泉に行ってきました。 3月上旬でしたが、時おり雪が降る中、温泉、カニ料理、観光などを楽しむことが出来ました。 主な観光地は徒歩圏にありますので、車がなくても大丈夫。 子どもからお年寄りまで、幅広い層の人が楽しめる場所です。 目次 1.観光 2.宿泊 3.グルメ まとめ 1.観光 〇城崎ロープウェイ 発車間際に山麓駅に着いたので、乗車券を買う時間がなかったのですが、運賃あと払いの乗車証をいただき、無事ロープウェイにのることができました。 7分ほどで山頂駅に到着。 ロープウェイは20分ごとに運行しているので、山頂のカフェでゆっくりと、くつろぎました。 時…
●概要●ミュージシャン等20名●漫画家111名 ●他漫画家:情報不足・① ・② ・③ ・④ ・⑤ ●ゲームクリエイター14名 ●小説家103名 ・他小説家: ・① ・② ●哲学者1名●ファッションデザイナー2名 ●写真家2名●映画サイト運営者1名 ●概要 現在241名分のリストを掲載。 このコーナーは「映画人のオールタイムベスト(個別)」に掲載した以外の漫画家、アニメーター、ゲーム開発、シンガー、作曲家、小説家、その他クリエイターが影響を受けた・好きな映画のリストをまとめた掲載先のリンク集です。
【 黛節子旧居の地 】 所在地: 杉並区荻窪3ー15 大正7年(1918)、日本民族舞踊界において確固たる地位を築き上げた黛節子は 東京に生まれる。 昭和21年(1946)、初代・花柳寿美の門を叩き、その後、藤間流に移り藤間流 家元である藤間勘斎(先々代松本幸四郎)に名取りを許され、藤間節子となる。 昭和24年(1949)、帝国劇場で初舞台を踏み、高村光太郎・志賀直哉・小宮豊 隆・小泉信三らの支援を得て、創作舞踊と民俗舞踊の研究に専念することとなる。 日本各地に伝わる伝承芸能、神事芸能の巫女舞を研究する一方、能を橋岡久太郎、地 唄舞を山村れん、舞楽を豊昇三、御冠船踊りを親泊興照に学んでいる。 …
ども葉山です。 冒頭に書きたいこともないので、はてなブログ特有の今週のお題について一言。 今週のお題「大発見」 最近友人から葉山に一つ写真が送られてきました。 葉山は文豪ストレイドックスのフョードルを推しているんですけど、 最新刊のドスくんが映ったコマの写真でした。 すごく好きでした(幼児の感想) さて今回は、同じくブログを書いているブログ仲間兼先生からの相談です。 葉山「次の記事何書こうか迷ってるんです」 先生「僕さー、あれ、EEの話聞きたいんよねー。この前終わったでしょ。」 葉山「承知いたしましたー。」 と言うことで、 EE関連の情報を、実体験をもとにまとめてみようと思います。 特に「EE…
❊御縁があって、このブログを覗いてくださり、ありがとうございます(^^) 🌼🌼🌼 ここ数ヶ月、寝る前に楽しみにしていることがあります。 以前からU-CANにはお世話になっていますが…資格取得の勉強もしましたし、趣味も色々… 楽しみにしているのは、コレです!! ことのはじまりは… 日経新聞の広告です。 ↓ U-CAN聞いて楽しむ日本の名作 個の広告をみて、すぐに 『あっ!コレ面白そう!!』と、私の《面白いもの楽しいものキレイなもの》に反応する触覚が反応。 思えば…子供の頃から国語の授業なんかで、こういった日本の名作の一部が教科書のテキストになっていたり、作品名と作家の名前がtestにでるか…
絶え間なく雨が降っている。雨粒がぽた、ぼたぼた、ぴちゃぴちゃ、ざー、と音がする。風の音もたまにする。ベッドライトの白黄色の光だけがついている。なんだか心地が良かった。 明日の朝、雨の中、憂鬱な気分で仕方なく歩いている自分が想像できる。 今は明日が来るのかはわからないんだと、気づいた。それ自体は知っていた、けれど、今はそういう、明日という存在がとても遠いように感じる。ヨルシカの晴るのMVを見た、聞いた。この話はまた今度するかもしれない。良かった。 私も雨になれたらいいのに、雨の音は好きなのに、安全な内から雨の降りしきる外を眺めているのは好きなのに、私が雨の中に傘を持たずに立っていたら、体が冷えて…
すまきとすまりんは 尾道 にやってきました 尾道は瀬戸内海に面した情緒あふれる街で 観光地としても有名ですね まだ暑い盛りですが 山の中腹にある千光寺に参拝に行こうと思います(^_-)-☆ 尾道は猫が多いことでも有名です🐈🐈🐈 千光寺まではケーブルでも上がれるのですが すまりんたちは猫を探しながら歩いて行くことにしました🐾🐾 国道2号の向こうは山陽本線です🚃 高架下の階段を進むと「天寧寺」というお寺がありますが 今回は時間がないのでパスして 左方向に進んで行きました←← 少し行った所に 踏切に続く階段がありました ここからはじまる階段が「千光寺通」です 途中 階段が途切れましたが 先にまた階段…
2月26日から2月29日までに読んだ本。 読書月間の最終報告です。 いやーっ!本当に大変でした。 多分もう二度と1日1冊チャレンジはしたくない。 本当にしんどかった。 2月の記憶がほとんどないくらいにひたすら読んで やっと達成できました。 取り敢えず20〜29までのレビューをどうぞ。 20.「猫を棄てる」村上春樹 猫の話かと思ったら父親の話でした。 何年か振りに村上春樹を読んでみたけど、 春樹は春樹でした。 21.「死は存在しない」田坂広志 ゼロポイントフィールド仮説。 そこには宇宙の全ての記憶がある。 仏教で言うところの阿頼耶識(あらやしき)。 スピリチュアル的にはアカシックレコード。 物理…
名取佐和子の文庫旅館で待つ本はを読みました。 若女将の円が居る凧屋旅館には、文庫が置いてあるレトロな部屋があり、訪れるお客さんに若女将がお勧めの本を伝えます。 5話構成です 次が読みたくなる本です。 一冊目は川端康成のむすめごころ。 二冊目は横光利一の春は馬車になってです。 三冊目は志賀直哉の小僧の神様 四冊目は芥川龍之介の藪の中 五冊目は夏目漱石のこころです。 こころは高校の教科書に出てきました。 最後に若女将の円が本の匂いで読めない真相も分かります。 映画になってほしい本です。 お勧めの一冊です。
太宰の文学的評価というのは未だに確定していないらしい。一般的の日本文学といえば、谷崎潤一郎、志賀直哉、川端康成、三島由紀夫などの名前が挙がり、太宰というと私小説作家の代名詞みたいな感覚なんだろうか。私はといえば、これまで作品よりは太宰と近しかった友人、妻、愛人などが書き残した文献などを中心に読んできた節がある。いったいに太宰とは何者なのか。全否定か全肯定しか許されないという評価もあるが、全否定の象徴となったのが三島由紀夫だろう。「私はアナタが嫌いなんです」と本人を目の前に堂々と言ってのけた。蛇足的な話だが、私は16歳のころから女性問題で周辺に迷惑をかけまくった。銃刀法違反で警察に捕まり、翌年に…
新型コロナウイルス流行というものは、これまでも繰り返し起こっていた疫病流行を振り返らせるものでした。 それをこれまでの日本文学はどのように扱ってきたのか。 日比さんをはじめ文学者たちがそれぞれの専門の時代の文学に見ていきます。 現代小説にもパンデミック小説といわれるようなものがいくつもあります。 日比さんが冒頭に書いている「パンデミック小説のマッピング」というのは面白い分類でした。 挙げられているのは、小林エリカ「脱皮」、村上龍「ヒュウガ・ウイルス」、金原ひとみ「アンソーシャル・ディスタンス」、石原慎太郎「日本の突然の死」といったところから、志賀直哉「流行感冒」、菊池寛「マスク」まで含みますが…
雪になりそうな寒い日でもあり、鎌倉八幡宮の北東に位置する西御門サローネに先客はなく、ストーブを焚いた暖かなダイニングで初老の館長さんは里見惇さんや鎌倉の事について色々教えてくれました。 ・鎌倉というのは昔から住んでいる人がいる一方で、華族や富裕層といった高い人たちが住む場所だった。また、戦前は海軍将校が多く住んでいた(僕の借家の前の持ち主もそうだ)。横須賀線で東京まで出ることが出来る便利な場所で、海があり山もあるため保養地には最適な場所ということらしい・戦後は鎌倉の立派な家はGHQに接収されて士官の邸宅やホテルになっていた。西御門サローネもホテルになっていた(小規模ながら軽井沢万平ホテルのよう…
朝。 干し白菜とチーズと卵の具でホットサンド。 最近、毎朝飲むプロテイン+はちみつ 昼。 昨日の記事で、大型商業施設の休憩スペースが消滅してた話を書いたが、まだあと一ヵ所利用できる施設が残ってる。遠からずこれも消えると予想してるが。 ここは家から徒歩6分の最寄駅から1時間に1本出てる無料送迎バスに乗って行く。今日は1110発に乗り1135到着。2F定位置のソファーに座り自家製弁当をゆっくり食べながら朗読を聞く。 昨日から永井荷風「断腸亭日乗」を聴いてる。 朗読を楽しむ 永井荷風「摘録 断腸亭日乗」昭和11年 www.youtube.com 実は昨日何気なく聞いた「断腸亭日乗」の最初が、昭和34…