判例によれば、精神の障害によって事物の理非善悪を弁識する能力または弁識に従って行動する能力が著しく減少している場合、とされる。
心神耗弱のもとでの行為は、刑法39条2項の規定「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」にしたがって、責任は阻却されないものの必ず刑が減らされる。
「ひそかに、同所側溝内に動画撮影状態にしたスマートフォンを設置し、同スマートフォンで同側溝上を通行中の氏名不詳者12名が身に着けている下着の性的な部位を覆っている部分を撮影した」という性的姿態撮影罪は包括一罪(神戸地裁r6.1.26) 性的姿態撮影罪の保護法益は不同意わいせつ罪と接近した個人的法益だと説明されていますが、足下からの下着盗撮はわいせつ行為ではないので個人的法益が薄まって12人でも包括一罪になりますかね。 法務省逐条説明 第2章前説 【説明】 第2条から第6条までの各罪は、人の意思に反して性的な姿態を撮影したり、これにより生成された性的な姿態の記録を提供するといった行為がなされれば…