逆転裁判に登場するキャラクターだが、スピンオフの逆転検事では18年前の某事件の担当弁護士として登場する。一人息子に御剣怜侍がいる。
帽子にトレンチコートがトレードマークの紳士で、外見は正しくハードボイルド小説の主人公かのようである。助手の信楽盾之からは「信さん」と呼ばれ、慕われている。
生前は御剣法律事務所を経営し、敏腕弁護士として法廷で名を馳せていた。後に同事務所所長となる信楽盾行は当時助手として弁護士を目指す立場だった。
黒い噂の絶えない一方で、法廷の無敗記録を更新していた検事・狩魔豪には、並々ならない敵対心を持ち、法廷では彼との確執がし烈さを増していた。
某事件の裁判では、狩魔の証拠の違法性を立証し、屈辱を与えたように見えたが、息子の怜侍(10才)と一緒に、裁判所内のエレベーターで地震に巻き込まれ、何者かに射殺され絶命した。
御剣怜侍は、この時のトラウマが原因で、地震を極端に恐れるようになり、弁護士を憎み始め父とは逆の検事の道を志すようになった。御剣法律事務所は閉鎖されず、弁護士・信楽盾行が所長を務めることになり、存続している。