*Amazonより 【あらすじ】 1882〈明治15〉年、長野県の寒村で生れた五島慶太は、師範学校から教員となり、お金を貯めて東京帝国大学に入学し農商務省に入省、その後鉄道院に移る。但し苦学して大学卒業は29歳と遅れたため、年次が物を言う官界では先が見え、また官吏の仕事も性が合わなかった。そんな時武蔵電気鉄道からの誘いを受けて、38歳で官僚を辞して鉄道業界に飛び込むことになる。但し資金繰りに窮して事業は進まない。 その頃渋沢栄一らが牽引していた、現在の田園調布など東京郊外に良質な住宅街を作る「田園都市構想」が実務家が不在で、田園都市に鉄道を延ばす計画のために設立した荏原電気鉄道(のちの東急目蒲…