外交官、元首相。 1878年福岡県出身。 1933年(昭和8年)9月、斎藤内閣の外務大臣に就任。 1936年(昭和11年)3月、岡田内閣が二・二六事件の責任をとり総辞職した後首相に就任。 戦終A級戦争犯罪人として対アジア侵略の共同謀議や非人道的な行動を黙認した罪等に問われ、極東国際軍事裁判で文官唯一の死刑判決を受け、1948年(昭和23年)12月23日、巣鴨プリズン内で絞首刑に処される。 城山三郎著『落日燃ゆ』(ISBN:4101133182)には主人公として描かれている。
❝【日本という怪しいシステムに関する一見解】❞ (初稿1999.10.29)❝平成15年5月16日改定 岡山県井原医師会鳥越恵治郎(H26年4月17日一部改定)http://www.ibaraisikai.or.jp/information/iitaihoudai/houdai37.html 第37話「日本という怪しいシステムに関する一見解」この記事は一冊の本になるような長文の論文です。学校教育では日本の近現代史は尻切れトンボ傾向のようですが、今日に繋がる20世紀の日本の赤裸々な史実を通して日本の権力構造を解明しています。❞ プロローグ ❝ ※筆者は日本人でありながら、どうしても昭和以後のこの…
今日も前に紹介したPodcastの”日本の歴史”を聴いていました BackNumberで浜口雄幸→広田弘毅と並んでいて、これはもしかしてと思ったらやはりその通りで、配信者が城山三郎の愛読者とのこと 私自身も城山三郎については一時期はまって読み漁りました その中でも広田弘毅の回は印象に残っており、戦争・軍事裁判・正義といったことを考えさせられました 世界情勢が緊張感にあふれる今だからこそ、読んでおきたい一冊かと思います 落日燃ゆ (新潮文庫) 作者:三郎, 城山 新潮社 Amazon AmazonMusic→Podcast - 奇跡への軌跡(中学受験2022) (hatenablog.com) …
夏その2(イデちゃん) 読みっぱなしで積んでおいた本を引っ張り出しては読み直しています。第32代総理大臣を務め、東京裁判で戦争責任を問われ広田弘毅の生涯を描いた小説「落日燃ゆ」(城山三郎・新潮社)を読みました。広田は裁判で絞首刑の判決を受けた7人の中で唯一人の文官でした。裁判の過程で一切の自己弁護を行わなかったそうです。 この本は一国の宰相たるものに求められる「知性・品性」とはどんなものかということを知ることができます。小説ですから、書かれていること全てが真実かどうかを知るためには他の資料も読み比べる必要がありますが、それでも城山の描く広田の生き方には改めて共感することが多くありました。 知性…
【パール判事って知っていますか?】「東京裁判」教科書に載らない“消された歴史”私たちがまだまだ知らない『パール判事の日本無罪論』~「東京裁判という茶番」GHQ、厳しい言論統制を行い「パール判決書」も発表されなかった~ ■私たちがまだまだ知らない「東京裁判」とは何だったのか? 傑作映画の修復版が公開される意味 週刊現代 2019.07.18 栗原俊雄 https://gendai.media/articles/-/65850?imp=0 ~~~ ・東京裁判とは 東京裁判(正式名極東国際軍事裁判)は1946年5月3日から48年11月12日まで、2年半に及んだ。 判事団はアメリカ、中国(中華民国)、…
4月8日はお釈迦様の誕生日『花まつり』の日とか・・・お昼から花ちらしの雨の降る中、15:00「『瑞季』食べたことある?」と新種の柑橘を持って来てくださった。・・・話の中で「男が生きるには義が大事だと思う」といつになく硬派な発言。なんでも、NHKで、東京裁判でA級戦犯になった広田弘毅を取り上げた番組を見たそうで、いつになく義理人情・男気について熱く話された。そうかと思えは、投資家としてスマホの株のチャートを見せながら「ここでググググっと上がったんじゃけど・・・」とワクワクズキズキする様子。オイラが「それにしても、シゲルさんが色々としてあげても・・・恩義に感じてない人も多いんじゃないですか?」と水…
春のお彼岸に義父母の墓参のために妻の故郷・愛知県・西尾市に立ち寄りました。その足でかねてから一度お詣りしたいと思っていた「殉国七士廟」を訪ねました。愛知県・三河湾を臨む三ヶ根山頂(321m)に、東京裁判(極東国際軍事裁判)で絞首刑を言い渡された七名の合祀墓「殉国七士廟」があるからです。昭和23年(1948年)、A級戦犯が起訴されたのは4月29日、そして起訴されたA級戦犯28人のうち、7人が処刑されたのは昭和23(1948)年12月23日です。当時の昭和天皇の誕生日にA級戦犯の起訴がなされ、皇太子(現上皇陛下)の誕生日にあたる12月23日に処刑が行われたのです。戦後、国民がこぞって祝福すべき日に…
小さな頃から 父に影響されて 東京裁判についてのあれこれをいつも聞いてきた、、 父は 声を荒げて 勝戦国が負戦国を裁くなんて 公平なわけがないない、、と言っていた! 唯一 裁判は 無罪だと言ってたのが インドのパール判事だと言って パール判事を讃えていた! 昔 NHKで、戦争裁判に向けて各国の判事が集まり パール判事が孤立していく様を写していた。それも興味深かった、、。 あの頃 私は幼かったけれど、、正義とは何だろう、、弱い人の味方になりたい、、と思った。 死刑なんて怖すぎる、、 そして 大人になり 学生時代にサンシャインでアルバイトをすると そこが巣鴨拘置所跡地と知り 愕然とする、、石碑に手…
月曜日。朝7:15のBS「朝ドラ再放送枠」は2000年放送の「オードリー」(【作】大石静【出演】岡本綾・賀来千香子・段田安則・國村隼・大竹しのぶ/堺雅人・戸田恵梨香)再放送スタート。午前11:50「ぽかぽか」トークに堺正章(新レギュラーに横澤夏子&トラジャ松田元太)。午後1時「徹子の部屋」に瀬川瑛子。午後1:50〜フジ「コード・ブルー」再放送スタート。夜6時半「CDTVライブ!」4時間SP。夜7時〜WOWOWシネマで映画『四月の魚』(大林宣彦監督、高橋幸宏主演・音楽)初放送。夜7:57「家族に乾杯」は岡部たかしが大阪泉佐野へ。 朝6:50-6:55 Eテレ『プチプチ・アニメ ニャッキ!「スイー…
加藤高明病死 ↓ 若槻礼次郎内閣(憲政会) 幣原喜重郎、中国の関税自主権回復支持 協調外交を展開(幣原外交) 一方、戦後恐慌の対応不十分から大財閥強化 大蔵大臣の失言による金融恐慌 ↓ 田中義一内閣 モラトリアム(支払猶予令)を発する 恐慌鎮めるも、大銀行に整理 選挙で共産党に近い労働農民党がいたため、治安維持法を改正した(死刑オッケー) また、協調外交維持したものの、山東出兵 これは話し合いで解決 しかし、関東軍不満に思って田中に近い張作霖を爆殺 田中は責任を負う ↓ 浜口雄幸内閣発足 金解禁を行う これにより世界恐慌も相まって昭和恐慌発生 ロンドン海軍軍備制限条約を結んだものの、要望にあっ…
『防衛費膨張予算総額114兆円』米国ミサイル400発購入~「中国脅威論」は煽るために利用される?!ヒトラー参謀「我々は攻撃されかかっているのだと煽れば戦争勃発は簡単だ」~ ■防衛費膨張予算、3月中に成立 衆院通過、総額114兆円 東京新聞 2023年2月28日(共同通信) https://www.tokyo-np.co.jp/article/233735 ~~~ 2023年度予算案は28日の衆院本会議で、与党などの賛成多数により可決され、衆院を通過した。 憲法の衆院優越規定に基づき、3月中の成立が確定した。 一般会計の歳出総額は114兆円超、そのうち防衛費は約6兆8千億円で、いずれも過去最大。…
2月14日誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 山茱萸や平家落人棲める里 雅舟 【花】サンシュユ(ミズキ科) 【花言葉】 持続 耐久【短歌】山茱萸に鳴る鈴かけて人恋うる民謡があり遠きふるさと 宮崎県の有名な民謡「稗搗節」の唄い出しが「庭のさんしゅゆの木…」です。平家落人伝説を含んだもの悲しい調べを好んで 唄う先生を思い出しました。【季語】山茱萸の花 【俳句】山朱萸の花影あそぶ弥陀の膝 水野すみ子 山茱萸に明るき言葉こぼし合ふ 鍵和田柚子 山茱萸の花の数ほど雫ため 今井つる女【三行詩】稗搗き節「庭の山椒の木に鳴る鈴かけて」 山茱萸(サンシュユ)と間違われる 願をかけるとい…
先日、西新の修猷館高校裏にある小道を歩いているとこんな看板がありました。 元寇防塁についての説明文と防塁が築かれた場所の地図が載った歴史看板でした。 一度目の元寇の後、二度目に備えて鎌倉幕府が九州各地の御家人に命じて防塁(石で積み上げた防御壁)を築いたのは、中学の社会科で学んだような気がしますが、その範囲が東は香椎から西は糸島までのこんな広大な規模とは知りませんでした。 博多湾の地図 (実際の地図には防塁が築かれた場所が赤線で表記されているのですが、この写真では不鮮明でよく見えません。) 今から800年ほど前に、遠く鎌倉の地にあった幕府にもかかわらず、その権力が九州にまで及んでいたことに驚きま…
城山三郎著の「落日燃ゆ」。この本を高校時代に読んだのですが、昭和史に興味を持つきっかけになったと同時に、こんな生き方ってすごいなと衝撃を受けた、思い出深い伝記小説です。 前回吉田松陰に触発されて「誠」という書をかきました。それをきっかけに「誠」の生き方をした偉人に触れて自分も少しでも近づきたいと思うようになり、改めてこの「落日燃ゆ」を読もうと思った次第です。 主人公は昭和初期の元首相、広田弘毅。文官で唯一東京裁判で死刑となった、悲劇の宰相です。私がかねがねこの小説と広田弘毅のどこに惹かれたのか。一言でまとめると、広田の胆力です。自分の生き方の信念に従い堂々としているのです。 特に戦犯として巣鴨…