水野忠夫訳 岩波文庫 ネタバレです。 第二部に入るとガラリと様相が変わる。遂にマルガリータが舞台中央に登場し、彼女の愛と冒険の物語が中心となる。 巨匠は心を病んで病院に入っているが、マルガリータはそれを知らない。彼と再会する為に、マルガリータは悪魔が主催する舞踏会の女主人となることを引き受ける。 彼女と行動を共にする中で、悪魔団メンバーそれぞれの個性が前面に出てきて、みな魅力的に見えてくる。特に巨大な黒猫のベゲモートがいい。ロシア語ではベゲモートはカバの意味らしい。更にwikiによると、ヨブ記に出てくる獣べへモス(日本語だと大分違うけど英語だとbehemothでベゲモートに近づく)はカバやゾウ…