川島廣守
(スポーツ)
【かわしまひろもり】
官僚。野球関係者。
警察庁警備局長、内閣調査室長、内閣官房副長官、鉄建公団総裁を歴任。
1984年、セントラル・リーグ第4代会長就任。
セ・リーグ会長を14年務める。FA制度の導入やドラフトの改革などを行った。
1988年、日米野球協定の見直しに着手。
1997年、勲一等瑞宝章受章。
1998年、プロ野球第10代コミッショナーに就任。
2000年3月、MLB開幕戦の日本での開催を実現させた。
2003、選抜高校野球の開会式に出席するなど、セ・リーグ会長時代からのプロ・アマ協調体制を確立。
現役プロ選手と高校球児のシンポジウム「夢の向こうに」の開催にも尽力。
2004年、高野連と「新人選手選択に関する覚書」に調印し、プロ・アマの雪解けを加速させた。
コミッショナー2期6年にわたり、プロ野球界の発展に寄与。
同年、コミッショナーを辞任。
補足
コミッショナーとしての評価は賛否両論である。
セ・リーグ出身と言う事もあり、プロ野球内部での改革に関してしては概ね厳しい評価である。
しかし、日本プロ野球界における国際的な地位の確立や向上について、米国と対等に接した事、
また、アマチュア野球界との亀裂を回復させた事に関しては一定の評価を得る。