NHK大河ドラマ『西郷どん』に関するコラムの最後は幕末の島津家の話だ。書きたかったのはまず島津斉彬なりあきら(1809~58)だけが名君ではなかった、むしろ島津久光(1817~87)の功績が大きかったということと、その前からの恩讐を乗り越えて、薩摩藩では絶妙な権力の承継が行われていた、ということだ。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録せずにワンクリックでお読みになれます 調整役に徹し薩摩を雄藩に 久光の子、茂久もエラかった 調整役に徹し薩摩を雄藩に 久光は実にうまく権力を継承した。代替わり(久光は藩主ではないので、正確には「代替わり」ではないが)というのは先代の存在…