直木賞作家。受賞作は『あかね空』。
ワシントンハイツの旋風:山本一力著のレビューです。 ☞読書ポイント 感想・あらすじ 高度成長期に生きるひとりの男の生涯。早熟だなぁ。 山本一力について あわせておすすめ ワシントンハイツの旋風 (講談社文庫) 作者:山本一力 講談社 Amazon ☞読書ポイント かつて東京の代々木にはアメリカ軍の兵舎・家族用居住舎があった。その近所に住み、新聞配達をしていた青年とアメリカ人との交流、そこから彼がどのようにして成り上がっていくかに注目。オリンピックや大阪万博に沸き立つ日本の姿も描かれ見どころ満載。 感想・あらすじ 高度成長期に生きるひとりの男の生涯。早熟だなぁ。 まずは「ワシントンハイツ」とは何…
こんばんは! 都内在住アラフィフ主婦のnicoです。 ひとり時間を楽しんでいます。 何度も書いていますが、 ひとり時間で街歩きをするようになって、 東京・江戸の地理や歴史など成り立ちが 気になるようになりました。 道三堀は 江戸で最初に造られた人口の水路で、 徳川家康が未開の地であった江戸に入って、 最初に手掛けた工事でした。 建築資材や食料など、 物資の運搬が必要不可欠 だったからです。 ただ、江戸の開拓に必須だった割に、 今ではその面影を残すものは ほとんど残っていないように 思います。(探し方が悪い⁈) 今回は道三堀の詳細については省きますが、 調べていて辿り着いたのが 山本一力著、 『…
★ 末國善己さんが、山本一力著 末國善己編『江戸人情短編傑作選 端午のとうふ』(朝日文庫)の「解説」をお書きになりました。 ・『いのち』、朝日新聞出版、2022年4月30日発行、本体760円+税 【江戸人情短編傑作選】端午のとうふ (朝日文庫) 作者:山本 一力 朝日新聞出版 Amazon ※朝日新聞出版のHPも、ご覧ください。 publications.asahi.com
★ 末國善己さんが、末國善己編『夫婦商売』(時代小説アンソロジー、角川文庫)の「解説」をお書きになりました。 ・『夫婦商売』、角川書店、2022年3月25日発行、本体640円+税 夫婦商売 時代小説アンソロジー (角川文庫) 作者:青山 文平,宇江佐 真理,澤田 瞳子,諸田 玲子,山本 一力,山本 兼一 KADOKAWA Amazon ・角川書店のHPも、ご覧ください。 www.kadokawa.co.jp
★ 末國善己さんが、末國善己編『いのち』(朝日文庫時代小説アンソロジー、朝日文庫)の「解説」をお書きになりました。 ・『いのち』、朝日新聞出版、2021年3月30日発行、本体840円+税、ISBN:9784022649874 朝日文庫時代小説アンソロジー『いのち』 作者:朝井まかて,安住洋子,川田弥一郎,澤田瞳子,山本一力,山本周五郎,和田はつ子 発売日: 2021/03/05 メディア: 文庫 ※朝日新聞出版のHPも、ご覧ください。 publications.asahi.com
(ポピュラー・カルチャー論講義補遺)「アメリカ」を考える(19)占領期の記憶点描 ワシントンハイツ(現代々木公園)に関しては、秋尾沙戸子『ワシントンハイツ:QHQが東京に刻んだ戦後』(新潮文庫、2011年)や大泉博子『ワシントンハイツ横丁物語』(NHK出版、1993年)などあるのでふれませんが、最近不思議なところで見かけたので、まずは引用。 73p「いまもなお米軍宿舎のままであるワシントン・ハイツの自刃現場におとずれて見たかった。おれは電車に乗って代々木に向かった。/トランクに腰をおろして、おれは鉄条網ごしに芝生の豊かに育った丘の高みを眺めた、将校家族の幼稚園の遊び場になっているらしい自刃現場…
えーここから12月くらいまでほぼほぼ読書です。ゲームは全然やってません。ソシャゲはやってたんですけどね。というかソシャゲ(原神、スターレイル)のせいです。 12月に入るとガンダムSEEDフリーダム見に行くまでに全部見直さなきゃ(使命感)でガンダム見始めてそっから火がついてアニメ見まくることになって逆に読書をあんまりしなくなりました。
これは、<a href="http://ww2.ctt.ne.jp/~takigami/yosei-pass.html" >会員用ページ</a>に掲載した記事です。 ■ランチ240321 前日に知人のTさんからランチのお誘いラインが届く。 自宅まで迎えに来ていただく。 場所を聞いて複雑な気持ちになった。呉羽にある■■■■■■■■■■■は、だいぶ前、くさのさんと行こうとした場所であった。ナビで向かったにもかかわらず着くことが出来なかったのだ。 知人のTさんに連れてきてもらいその理由が分かった。この店、車道から死角に位置している。普通、車道から見やすい場所に看板等立てるが、この店は、玄関前の標識の…
いやはや、ワシャとしたことが情けない。日記ではなるべく「同じことを書かない」ということを心がけてきたつもりだった。ところが昨日の日記「柳田格之進」と似たような内容を6年前にまったく同じタイトルで取り上げていた。 今回は立川生志の「柳田格之進」で、6年前は立川志の輔の「柳田格之進」。日記の構成も似ていて、なんだか6年前の日記を写して書いているような内容だった。本人としてはまったく忘れていたんですわ。友だちから「志の輔さんでも聴きましたよね」と言われて、日記を検索したら見つけたというお粗末。 それでも6年でちいっとばかしワルシャワも進化した。6年前は志の輔の「業の肯定」が理解できずに、《ワシャ的に…
今月は、よく読みました。ベストは、深夜特急とくらまし屋家業。 侠飯も意外に面白く、また、運のよくなる方法も影響されました。 2月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:3863ナイス数:78くらまし屋稼業 (時代小説文庫)の感想江戸の夜逃げ屋の話。こんな設定で、どのような話が展開するか。シリーズ物になるのかと思っていたら、すぐに引き込まれてしまった。平九郎と仲間たちの活躍。ちょっとした謎解きや人情話も織り交ぜて、さすが、読ませる。相手の太刀筋を記憶してその場ですぐに使えるという荒唐無稽の設定だが、ワクワクさせられた。続きも読まなくては読了日:02月29日 著者:今村翔吾努力不要論――脳…
No.3766 【今日の1冊】素晴らしい時代小説「涅槃の雪」 初めて西條奈加の時代小説を読んでみた。司馬遼太郎は歴史小説であり、池波正太郎の作品が時代小説の典型だ。池波正太郎を踏襲する作家は山本一力だが、西條加奈の「涅槃の雪(ねはんのゆき)」も実に素晴らしかった。 町与力の高安門佑は、新任の北町奉行・遠山景元の片腕として市井の取締りに励む毎日だ。その最中、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。お卯乃との生活に安らぎを覚える門佑だったが、老中・水野忠邦が推進する天保の改革は、江戸を蝕み始めていた。改革に反対する遠山らと水野の鬩ぎ合いが苛烈を増す中、門佑は己の正義を貫こうとするが。爽やかな傑作時代小説。…
◇とっぴんしゃん とっぴんしゃん 下 作者:山本 一力 講談社 Amazon とっぴんしゃん 上 作者:山本 一力 講談社 Amazon ◇家康の仕掛け 家康の仕掛け: 「将軍の都市計画」からよみとく江戸東京の原型 作者:岡本哲志 淡交社 Amazon ◇インスタ映えする戦国時代 インスタ映えする戦国時代 作者:スエヒロ 大和書房 Amazon ◇お江戸なぞなぞあそび お江戸なぞなぞあそび 作者:杉山 亮 カワイ出版 Amazon ◇江戸の子どもちょんまげのひみつ 江戸の子ども ちょんまげのひみつ 作者:菊地 ひと美 偕成社 Amazon
ある交流サイトで紹介されていて気になり読んでみたのが『銀しゃり』。初めての山本一力作品である。江戸の時代や街での人情もあるが、食小説としても完成度の高い小説。江戸深川が舞台。主人公の新吉は、親方から受け継いだ柿こけら鮨の伝統と味を守り、三ツ木鮨を営む。その新吉を応援する旗本勘定方の小西秋之助が自らの職務と信念の間で揺れ動く様子が現代人の我々にも重なり、大いに考えさせられる。新吉が親方から受け継いだ「米は庄内米に限る」。江戸の頃から庄内米の評判が高かったのは喜ばしい伝統である。
◇かえるの哲学かえるの哲学作者:アーノルド・ローベルブルーシープAmazon◇神様には負けられない神様には負けられない (新潮文庫 や 65-3)作者:山本 幸久新潮社Amazon◇幸福ロケット([や]2-1)幸福ロケット (ポプラ文庫 や 2-1)作者:山本幸久ポプラ社Amazon◇とっぴんしゃんとっぴんしゃん 上作者:山本 一力講談社Amazon◇犬は知っている犬は知っている作者:大倉崇裕双葉社Amazon◇風に立つ風に立つ作者:柚月裕子中央公論新社Amazon◇シャーロック・ホームズの凱旋シャーロック・ホームズの凱旋作者:森見登美彦中央公論新社Amazon◇ガリガリ君ができるまでガリガリ…
『天神参り』山本一力 江戸、深川で鍼灸院を営む染谷家族の情愛を描く。 愛する人の為に初午の日に大事な願いをする心優しい人たちの。姿が胸を打つ天神参り。
『たすけ鍼 立夏の水菓子』山本一力 著 治る。 たすけ鍼 立夏の水菓子 (朝日文庫) 作者:山本 一力 朝日新聞出版 Amazon 新幹線が止まり一日戻りが伸びてしまったが、そのおかげで本を読む時間が出きた。1冊目に感銘を受け、すぐに続きの一冊を読むことに。 この小説は淡々とストーリーが流れて行くのだが、主人公の人柄がその出来事にぐっと深みを加えるところが読みどころである。読んでいる時はもちろんだが、読んだ後でも「こうありたい」とか「こう生きたい」など、日頃何も考えずに生きているせいか心に残るものが多い。 のほほんと生きていると、同世代の人が社会で活躍している姿を見る度「もっとちゃんと勉強して…
『たすけ鍼』山本一力 著 痛みを癒す。 たすけ鍼 (朝日文庫) 作者:山本 一力 朝日新聞出版 Amazon この頃ストレスが溜まっているのか「買わない」が守れない。只今出張中で、食事のために駅周辺のショッピングモールを利用しているのだが、行く度に何かを買ってしまいすでに予備バッグを使わなくてはならない状態だ。 駅ビルには2つの罠がある。まずは1階など避けられない場所にあるお土産屋さん。ここにはその土地ならではの食品が多く、ついつい調味料とか漬物とかを買ってしまう。この頃はなぜか毎回ご当地カレーを購入してしまい、ますます荷物が重くなる。あと会社のお土産お菓子なんかも結構ボリュームがあるので持ち…
山本一力著 梅咲きぬ (文春文庫) あらすじ 江戸老舗料亭「江戸屋」の一人娘玉枝は、幼少の頃より厳しい教育を施されてきた。けれど、玉枝は母・秀弥の背中を見て育った玉枝はあこがれの母の背中に近付くため、必死に日々を送っていた。そんなある日、江戸屋に奇妙な男たちが訪れる。江戸屋の女将・秀弥と玉枝、そして江戸屋で働く面々は、老舗料亭の看板を守るため、ありったけの知恵と気位を見せるのだった。 ― ― ― 老舗というと由緒正しきお店、というイメージが付いてきます。どこか常人を寄せ付けず、気軽に入るにはためらわれる、そんな独特のオーラを持っていますね。 本作の舞台である『江戸屋』もそんな老舗の中のひとつで…
ランキング参加中読書の会 こんにちは。DOIC0330です。 当時の本について。 正確な日は覚えていませんが高知に帰郷した2002年4月頃から13年間の書店員時代に携わった本についてお話させてください。 2002年、某書店に入社したわたしは前書店で文庫担当だったこともあり新入社員(当時はアルバイト)の登竜門?文庫担当になりました。 本の形が定形であり管理もし易いので文庫は新人が任されることが多いようです。あと夏のフェアなど、面倒(←陳列は楽しいですが管理が大変)も多いですし。 2002年はWikipediaによると 小泉純一郎が日本の首相として史上初めて北朝鮮を訪問し日朝首脳会談で金正日が日本…
2023年の読書メーター読んだ本の数:54読んだページ数:14409アンと愛情の感想シリーズ3作目。 変わらず和菓子が食べたくなる。 杏子ちゃんの表現が食欲を刺激するから。 和菓子についての知識も教えてもらえるのも嬉しい。読了日:01月08日 著者:坂木司言葉の園のお菓子番 森に行く夢 (だいわ文庫)読了日:01月10日 著者:ほしお さなえショートケーキ。の感想ショートケーキが出てくる短編連作集。 それぞれの短編の人物が繋がっているのが楽しい。 同じ場面を違う人物の視点から見るのも。 『ショートケーキ』『追いイチゴ』が好きかな。 追いイチゴはしてみたい。読了日:01月11日 著者:坂木 司タ…