児童文学作家。翻訳家。1937年東京都生まれ。京都大学文学部仏文科卒業。絵本、幼年童話から長編まで児童文学の幅広いジャンルに著書多数。作品に「海のコウモリ」(赤い鳥文学賞)、「カモメの家」(路傍の石文学賞、野間児童文芸賞等)、「うみのしろうま」、「はんぶんちょうだい」「まつげの海のひこうせん」など。翻訳作品には「カロリーヌ」シリーズ、「バーバパパ」シリーズなど。 リスト::児童文学作家
とあるラジオで、お薦めしていたので、図書館で借りてみた。 絵のエム・ナマエ氏はこの後、失明してしまったが、やがて盲目のイラストレータとして活躍したらしい。 この本は眼が見えていた頃の最後の作品で、作風も変わってしまったらしい。 影の部分の塗りつぶしから点描でグラデーションを表現しているところ、4頭身ぐらいの人物の描き方、正確ではない直線と円の割にリアリティのあるフォルム、細かく書き込まれた背景、かなり特徴のある絵だと思った。 盲目になってからの絵と比べてみないと何とも言えない気もしたけれど、そこまでするかどうかはまだ考え中である。 そんなに絵本に造詣がある訳でも無いので。 ちょっとそこまでぱん…
by Don Freeman 語数 978 あらすじ ある秋の日の朝、 子リスのEarlは、お母さんに、 ドングリを一人で見つけてくるように言われました。 どうしていいかわからなくて、 友だちの人間の女の子Jillのところへ行くと、 彼女はドングリとくるみ割りきをくれました。 けれども、Earlは、 お母さんに叱られてしまいました。 Jillは今度は素敵な赤いマフラーをくれましたが、 またお母さんに叱られてしまいました。 Earlは、 ひとりでドングリを見つけられることを、 お母さんに見せたくて、 夜中にこっそり出かけて行きました。 赤いマフラーを巻いて。 一晩中ドングリを探し、 ミミズクにド…
この本は当時、何度も読んだ事があります 中耳炎で今年は泳げないカズ君に父親が布団の上で泳ぎを教えるというもの、ちょっとユニークな父ちゃんとカズ君のやりとりがテンポよく進んでいき、どちらかというと想像力をかきたてられる感じだと思います。 私が通っていた小学校にはプールがありませんでした、小学校3年~4年生の頃だったか、体育の授業の時マットの上で泳ぎの練習をさせられた事があります。 私はリアル「ふとんかいすいよく」だったんです。 当たり前かもしれませんがやっぱり水の中ではないと泳ぎは覚えられません、生徒達がマットの上で泳いでいる風な感じはちょっとおかしく、傍から見ると笑える感じだったかもしれない。…
■今日買った本。計3010円。 a)二階町三番街書店にて。→初入店。 1・広瀬鎮『サルの学校』中公新書 ¥50 b)真善美堂にて。→初入店。 2・山田正紀『チョウたちの時間』角川文庫 ¥300 3・庄野直美・編著『ヒロシマは昔話か』新潮文庫 ¥600 4・小島信夫『墓碑銘』潮文庫 ¥350 5・寺山修司『誰か故郷を想はざる 自叙伝らしくなく』角川文庫 ¥260 6・森内俊雄『使者』角川文庫 ¥250 c)喫茶フリーダにて。→古本販売棚がある。喫茶も利用。 7・モーリス=センダック/マシュー=マーゴーリス・作、モーリス=センダック・絵、山下明生訳『子いぬのかいかたしってるかい?』偕成社 ¥600…
絵本『ダンデライオン』 うれしい! お友達からお茶会に誘われた! オシャレして、ウキウキして出かけたら…… 思いもよらないことになってしまうライオンの絵本です 茶箱 怖いイメージのあるライオンが、とってもカワイイ絵本です 絵本『ダンデライオン』基本データ (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(…
○ 絵本 『島ひきおに』 山下明生/文、梶山俊夫/絵 ○ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵 卒業目前の6年生。ちょっと浮足立っている感じ。 ○ 絵本 『島ひきおに』 最後の読み聞かせ、長いけれどしんみりする名作絵本を選んだ。孤独な鬼が人間と遊びたいと願うが、怖がられて追い払われる悲しい話。 はじめのうち、落ち着かない子がいたがだんだん集中してくれた。 ○ 絵本 『こんにちワニ』 「あ、こんにちワニ!」と声が上がった。いつまでも覚えていてくれるといいなあ。 10分。
2023年の読書メーター読んだ本の数:596読んだページ数:32705ナイス数:1287声の森の感想★★★★★読了日:01月01日 著者:安房 直子いたずらコヨーテキュウの感想★★★☆☆読了日:01月01日 著者:どい かやラベンダー―せかいいちゆうかんなうさぎの感想★★★☆☆読了日:01月01日 著者:ポージー シモンズさとうねずみのケーキの感想★★★★★読了日:01月01日 著者:ジーン ジオン月夜の誕生日の感想★★★★☆読了日:01月02日 著者:岩瀬 成子エミージーンのぼうしの感想★★★★☆読了日:01月02日 著者:メアリー チャルマーズおじいちゃんのゆめのしま (児童図書館・絵本の…
12月の読書メーター読んだ本の数:101読んだページ数:4024ナイス数:219地底国の秘密 (ステラ・モンゴメリーの冒険 3)の感想★★★★☆読了日:12月01日 著者:ジュディス・ロッセルくすのきだんちのコンサート (くすのきだんちシリーズ)の感想★★★★★読了日:12月01日 著者:武鹿 悦子ねえさんといもうとの感想★★★★★読了日:12月01日 著者:シャーロット・ゾロトウおじいちゃんのごくらくごくらく (ひまわりえほんシリーズ)の感想★★★★★読了日:12月02日 著者:西本 鶏介たったひとりの戦いの感想★★★★★読了日:12月02日 著者:アナイス ヴォージュラードココとおおきなお…
どすこいみいちゃんパンやさん:町田尚子著のレビューです。 どすこいみいちゃんパンやさん:町田尚子(ほるぷ出版) 感想 対象年齢 町田尚子プロフィール 町田尚子直筆入りサイン本 合わせておすすめ どすこいみいちゃんパンやさん:町田尚子(ほるぷ出版) どすこいみいちゃんパンやさん 感想 ねこがパンのきじをこねる姿って想像できますか? もしかしたら、ねこを飼っている人は簡単に想像できるかもな~って思います。 わたしはねこのみいちゃんのきじをこねる姿を見て、あ~なるほどな~って! グーパーグーパーきじをこねる グーパーグーパーってね!この動き見たことがあるもの。 マッサージが上手そうだなって思っていた…
11月の読書メーター読んだ本の数:73読んだページ数:3012ナイス数:153ガラスのなかのくじらの感想★★★★★読了日:11月01日 著者:トロイ・ハウエル&リチャード・ジョーンズぽっとん ころころ どんぐりの感想★★★★☆読了日:11月01日 著者:いわさ ゆうこしいちゃんおひめさまになるの感想★★★★☆読了日:11月02日 著者:えがしら みちこせんろはつづくまだつづく (いっしょにあそぼうよ!シリーズ)の感想★★★☆☆読了日:11月02日 著者:竹下 文子BとIとRとD (MOEのえほん)の感想★★★☆☆読了日:11月02日 著者:酒井 駒子せんろはつづく どこまでつづくの感想★★★★…
秋といえば、実りの秋。 おや、幼稚園や保育園では芋掘りに出かけるようですよ。^-^ こちらは以前「風のなかー絵本の小径」のえほんmemoに載せていたものです。 いずれの本も2023年11月現在、出版されていますので入手可能です。 おいもの絵本はやっぱり人気ありますね♪ ☆「ばばばあちゃんのやきいもたいかい」 さとう わきこ・作 福音館書店(かがくのとも傑作集) 娘が幼稚園の「芋掘り遠足」に出かけて、大きなおいもを2つ、お土産に持って帰ってきました。 「じゃあ、今日はおいもの本をよもっか」って言ったら、「うん!ばばばあちゃんのおいものを読んで!」とこの本を嬉しそうにリクエストしてきた娘です。 今…
by Bill Peet 語数 1,893 あらすじ その森は静かで平和でした。 荒くれ者のクマ、Bruceが来るまでは…。 大きな体のBruceは、岩を転がして遊ぶのが大好き。 かわいそうな小さな動物たちは逃げ回り、 その様子を見てBruceは笑っているのでした。 ある日、Bruceはとても大きな岩を投げると、 その岩はがけを転がり、 ウズラやウサギを驚かし、松の木をなぎ倒して、 魔女のベリー畑に乗ってしまいました。 怒った魔女Roxyと黒猫Klinkerは、 魔法のブルーベリーパイを作り、Bruceに食べさせると、 Bruceは、リスほどに小さくなってしまい…。 これからどうなってしまうの…
こんにちは!いつも先に本文を書いてから、ここの前置きのような文章を書いているのですが、今回の文章はこってりかもしれません。7・8月の本棚テーマでひとりの作者を取り扱ったこともあり、なんだか自分の中で山下さん像が作り上げられてしまった文章になりました(汗)。いろんな考え方、物の見方があると思うので、私自身決めつけないように気を付けていつつも、人からAの意見を聞くことで、違うBが浮かんでくることがあることを思うと、つらつら自分の考えを書いていくことが新しい考えを生むのかな…と前向きな期待を込めて。十人十色で感じ方・考え方はいろいろあることを、本を読んでいると思うようになります。世界が広いと分かるこ…
「ぼく」が、けんかにまけて、運動場にひっくりかえっていたら、みんなが呼びにきた。 ぼくは、おきてやらなかった。 「死んだんじゃない?」ノブコが、いった。 そしたら、先生は、 「じゃ、気がすむまで、そこで死んでなさい。」 そういって、教室へもどっていった。 みんなも、先生にくっついて いなくなった。 まつげの海のひこうせん/山下明生 作・杉浦範茂 絵/偕成社 誰にでもある、子供の日のしょっぱいなみだ。 まわりが静かになって、ツクツクボウシ声が聞こえてきたりします。すると・・ 死んでいるはずなのに、ぼくの目から、なみだが じわじわ わいてくる。 うっすらと 目をあけると、ぴくぴく ふるえる まつげ…
こんにちは!本日は、棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんのお店番をしながら、本棚の中身を入れ替えました。 お店ではちょうどアイスランド絵本のパネル展が開催されており、しげしげと展示パネルやアイスランド関連本を眺めていました。アイスランドは3月に山をテーマで扱ったのをきっかけにアイスランド関連の本をいくつか読んでいるうちに、火山や間欠泉、地球の割れ目、月面着陸の練習場所になったなど、自然に関することや、国民に大事にされてきたアイスランドの言語について、興味がまだまだ熱いです。お店で掲示している案内POPの画像を最後の方に貼っているので、雰囲気を知る参考にしてもらえたら! さてさて9月のテー…
こんにちは!今日、自分の住んでいるあたりの天気は突然の荒れ模様でした。晴れ間が遠くに見えながらも、一時的な激しい雨がそこら中のコンクリートや家の屋根、植物たちにドドドと打ちつけていました。雷もゴロゴロ鳴り、一時ながらも荒々しかったです。そういえば、本日紹介する絵本の主人公である黄色いヨットのチビチャーナも、雨や荒れた海を過ごしていました。建物の中で聞く雨や雷の音は、やはりどこかで守られている安心感があります。でも、もし建物の外に傘もなく放りだれていたら…と考えると、今日はチビチャーナの気持ちに寄り添う気持ちが一層強まります。 ということで、荒れ模様な天気の日に紹介する絵本はこちらです。 『みな…