「他県の方々に伝わりにくい広島弁」について、第2弾。前回はこちら。 sister-akiho.hatenablog.com 今回は、尊敬語の表現、とりわけ「て」に注目してみたいと思います。 広島弁、ここでは広島県西部のいわゆる「安芸方言」を指しますが、その尊敬語の表現は、知らない人には聞き逃されやすい、あるいは、誤解を招きかねない言い回しなのですね。たとえばこんなワンシーン。 (♪学校の始業チャイムの音) 「うぉぉ!もうちょいでレベルアップするでぇ!」 「あんたら、早うゲームやめんと、先生、来てよ」 「まだ来てんないわいや、もうちょいで終わるけぇ」 「先生、来ちゃったよ!」 「おーい、授業を始…