ミステリー小説などでよく見られる、閉めきられ、外から入れない部屋のこと。
英語では「locked room」と書き、「密室殺人」などと遣う。
本来は何らかの利益を得たり、重要な証拠を隠す目的で犯人が密室状況を創り出すことが多かったが、最近では密室が先ずあってそれから事件という、目的と方法が逆転してしまった形態の小説もある。大抵の場合、それらの小説はトリックと動機の解説に重点が置かれる。
また、「密室の謎を解かなければ犯人は分からない」という鉄則のようなものも存在する。この場合、「犯人を捕まえて自供させれば済むことじゃないか」などと決して言ってはいけない。