みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。 前回に引き続き、宮中祭祀を司る掌典職の内掌典(ないしょうてん)として、 1943年から2001年まで57年間も皇室に仕えられた「高谷朝子」 さんのご紹介です(高谷さんは2018年に亡くなられています)。 (出典:宮中賢所物語) この内掌典とは、皇居内にある宮中三殿(賢所、皇霊殿、神殿)という、 皇居の中でももっとも神聖な場所・賢所(けんしょ・正式にはかしこどころと読む)の 御用を勤められる女性のことです。 高谷さん「この賢所に、私は57年間勤めさせていただきました。 内掌典(ないしょうてん)と申します。 常に御殿のお側にお仕え、御三殿をお護り申し上げ、御本…