「市場区分の見直し」に端を発した東京証券取引所の「改革」が、昨年あたりからよりピッチを上げて加速しているような気がする。日経平均の数字が史上最高値を超えそうな勢いにまで上昇を続け、国内外の機関投資家からの手ごたえも良い、ということもあるのだろう。 年が明けてから、さらに一段ギアを上げて突っ込んできた感がある。まずは1月15日にリリースされた「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧表の公表について」*1。まぁこれは、コーポレートガバナンス報告書の中に「キーワード」が入っているかどうか、というだけのことだから、そんなにハードルが高い話ではないとはいえ、一覧表で開示す…