時刻表を眺めていて、なんとなく乗ってみたい列車があった。 それは北海道第二の都市、旭川から日本最北端の稚内へと向かう普通列車で、259.4キロを6時間4分かけて走るロングランの列車だ。 時は2023年11月15日。 「JALのセール」「宗谷線の各駅存続問題」「JR北海道で乗り潰していない路線が宗谷線だけ」という事態が重なり、このタイミングしかない!と言うことで乗りに来たのだ。 前日から旭川入り。321Dの旭川発車時刻は6時3分で、当然早起きを強いられる。 改札を通り、列車の入線まで時間を潰す。 留置中の721系。手稲行き普通列車となるのだろう。 程なくして321Dが入線。キハ54とキハ40の2…