『宗教の授業』大峯顯 法藏館 宗教の授業 作者:大峯 顯 法藏館 Amazon 久しぶりに大峯師の本を読む。 自分の感想だと大乗仏教をベースにというより西洋哲学と仏教の共通項のような中間地点から見ている感じがした。 浄土教について書かれているところもあるが、分量的に大分すくない。むしろ大峯師が大峯あきらとして活躍されていた俳句を中心に日本人の自然観を詩的表現から考察されるところは厚い。親鸞聖人はやっぱり和讃は作られているけど和歌じゃないよな。 個人的には「聖と俗」のところが面白いと思った。ここも仏教としては菩薩について触れていたのが短すぎてもっと読みたいと思ったが、西欧についての神話から一神教…