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宇野誠一郎

(音楽)
うのせいいちろう

作曲家。1927年生まれ。NHKなどでラジオ番組を担当し、そこで知り合った井上ひさし等と共に作ったラジオドラマ「モグッチョチビッチョこんにちは」が出世作となる。この時期、三木鶏郎からの呼びかけで冗談工房に出入りするがまもなく離脱している。1956年の人形劇「チロリン村とくるみの木」で確立された独自の作風は、大ヒットとなった「ひょっこりひょうたん島」で完成した。
また、「ムーミン」「一休さん」「ふしぎなメルモ」など数多くのアニメの音楽を手がけている。近年は舞台音楽を中心に活動。ミュージック・コンクレートにも影響を受けるなど実験的な面も持ち、「20世紀こどもの歌」ではいち早くアープ・シンセサイザーを導入したサウンドも試みた。※参考:田中雄二「電子音楽in JAPAN

2004年になって作品集がまとめられるなど、改めてその業績に評価が高まっている。


2011年4月26日、心不全のため東京都内の病院で死去した。84歳。


宇野誠一郎 作品集
宇野誠一郎 作品集 II

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