男性におけるトランスジェンダーの形のひとつ。
昨今はニューハーフ(トランスセクシュアル)と区別するために使われることが多い。ニューハーフは身体と心の性が一致せず、男性の身体であることに違和感を持ち性転換願望があるが、女装家男性(トランスジェンダー)の性は一致しており、性転換願望はないことが多い。女装家にも異性愛者、同性愛者、両性愛者がいる。因みに男性同性愛者の中で女装する人は、僅か数パーセントしかおらず、マイノリティーの中のマイノリティーである。
「女装家」の由来、ネーミングは、1996年、雑誌『imago』(青土社)の「ジェンダーをデザインする」との対談での担当編集者が、女装の実践研究者の三橋順子氏に対して創案された経緯がある*1。