朝、読売新聞の読書欄「本 よみうり堂」(2023年7月9日統合版12版28面)を読んだところ、『わたしは不法移民(略)』(カーラ・コルネホ・ヴィラヴィセン、慶応義塾大学出版会)の書評(「搾取・暴力 劣悪な暮らし」)をしていた、森本あんりの文章が目についた。それは以下のとおりである。 果たして日本の大学が不法移民を受け入れ、低所得者層の優遇や男女平等の促進を考えることがあるのだろうか。ジェンダーギャップ125*1位のこの国で、女子大学の共学化を論ずるなど、恥ずべき暴論である。国会議員の半数が女性になってから言え。 森本によると、アメリカの大学は、「私立であると公立であるとを問わず、よい大学は常に…