・『書物通の書物随筆』第一巻『赤堀又次郎『読史随筆』』(6) 昨日の続き。――佐藤氏の「解題」は続いて、15行め~ⅲ頁2行め、 ‥‥。それでも明治三十五年頃は「 (陸軍)中央幼年学校教授、東京帝国大学文科大学講師」の肩書/きがあり(『日本紳士録』第八版)、早稲田大学書記の講師などを務めている。これらが現在の専任職に該当するのか不/明であるが、陸軍中央幼年学校の「明治三十六年度後期教授部授業日課表」(国立公文書館アジア歴史資料センター レ/ファレンスコードC10071645900)では、国語を教えていたことが解る。しかし、赤堀は明治三十九年九月に同職を「不適/任」に付き休職となる(国立公文書館蔵…