吾妻ひでおによるマンガ作品。
2005年3月、イーストプレスより刊行。自らのホームレス体験(仕事から逃げたかったため)とアル中体験を赤裸々に綴った内容を明るく描き、大反響を呼ぶ。2013年10月に、失踪日記終盤で描かれたアル中病棟編を中核に据えた続編「失踪日記2 アル中病棟」が刊行された。
失踪日記
失踪日記2 アル中病棟
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消毒液の香りと死臭が混ざった病院のベッドの上で決意した。死か、遁走か。 3年前から昨年初にかけて、コロナ関連業種で大打撃を受ける会社を必死で立て直していた。使えるものは何でも使えと思い、亭主の極太実家に土下座をして投資してもらった。全ては成功した。が、今度は私生活の方がメチャクチャになった。 夫の不貞行為。不貞相手の中絶。 離婚、財産分与による経済的損失。 SNSで知り合った男とのしょうもない恋愛。 しょうもない恋愛後に発覚した、僅か数%しかないと言われる確率の妊娠、堕胎。 その男について発覚した性加害の事実。 https://x.com/Hal_2045/status/17038544342…
【失踪日記・吾妻ひでお】 人生は続く。 「もう終わりだ・・・」と思っても、大抵の場合、本当の終わりはもっと後になってからくる。 会社をクビになろうが。 信じていた人に裏切られようが。 欲望を抑えきれず不祥事を起こしてしまおうが。 人生は続く。これからも結構続く。 神様はプレイヤーである我々に、何一つ初期設定の選択をたくすことなく、ある日突然この世界へと産み落とす。 んでもって「一時停止」も「あの面からやり直す」も一切許さない。 それどころかヘルプボタンからの問い合わせ窓口すら設けちゃいない。 そりゃぁもう・・・無口でスパルタな気質の持ち主なのでありますっ!(`・ω・´) そんな世界をプレイして…
私はあまり漫画を読みませんし、詳しくないですが、こちらの漫画が面白いと聞いたので読んでみました。 吾妻ひでおさんは、作品を生み出し続けるプレッシャーから突然失踪し、ホームレス生活を送った経験を持つ異色の漫画家だそうです。 また、重度のアルコール使用障害の当事者でもあり、その背景に気分障害が併存していたとされています。 さて、過酷なホームレス生活ですが、作品ではとても面白く表現されていてとにかく笑えるだけでなく、その生活ぶりが詳細に描かれていて興味深いです。 そして後半は、アルコール専門医療機関に入院し、アルコールリハビリテーションプログラム(ARP)を受けた経験が描かれています。 様々な患者さ…
失踪日記2 アル中病棟 Amazon Kindle 楽天Kobo 著者:吾妻 ひでお あらすじ 「病棟は、楽しいよ」⇐著者 吾妻先生 度を越した飲酒でアルコール依存症になってしまい、担ぎ込まれた通称『アル中病棟』。 入院してわかったお酒の怖さ。そこで出会ったひとくせもふたくせもある患者や医者たち。 ウソのようで本当の、驚くべきエピソードの数々。 緻密な描写。ギャグマンガ家ならではの客観的な視線で描かれた作品。 おすすめポイント ・困難なアルコール依存症の治療。有名漫画家さんの実話!アルコール依存症の病棟の中について勉強できる作品。 この作品には入院先の病院での人間関係やさまざまな出来事が詳細に…
失踪日記 Amazon Kindle 楽天Kobo 著者:吾妻 ひでお あらすじ 「全部 実話です(笑)」⇐著者 吾妻先生 突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働──アル中病棟に至るまで。 著者自身が体験した波乱万丈の日々を、著者自身が綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション。 受難の煉獄とも言える全編を覆う、強烈な生命力が軽妙ですら有る作品。 おすすめポイント ・実話だからこそのリアリティ、著者の苦悩とたくましさがよくわかる作品。失踪という主題、そしてノンフィクションということもあり、とにかく一ページあたりの内容が濃いです。実録漫画によくある、背景やモブがおざなりということもなく、…
久方ぶりのブログ更新となった。 理由は特になく、躁鬱の鬱状態がが7-8割といった具合だったため、駄文をしたためる気力がなかっただけだ。 そのため最近の生活は、テレワークで週に1回出社するときと、土日に用があるとき以外は自室にひきこもる廃人そのものである。 あと医者と2か月弱に一回髪を切りに下北界隈まで散歩しに行くくらいなものである。 さて、今回は1月と2月に買い求めた本のうち、特に書き記したいものを取り上げることにする。 実店舗、インターネット、中古新品問わずかなりの量を購入したが、正直全然読めていないことを白状しておく。 まずは漫画類 最初に冬アニメとして放映されている『葬送のフリーレン』の…
こんにちは。今日は長くなります。昨日は健康診断と先月ハクビシンに噛まれて破傷風のワクチンを打ったのでその2回目のワクチンのために病院に行きました。どうでも良いことですが健康診断のために看護師が10人くらい居たのですが多分8人くらいが眼鏡をかけていました。余りにも待ち時間が長いので楳図かずおの「おろち」(1969)の3巻を読破しました。「おろち」の構成って良く出来ているなと思います。主人公のおろちがある1人の人間を見守るという話なのですが短編を作る時にぶつかる物語の急な展開の不自然さをおろちの超能力で打ち消しています。健康診断で僕は血圧が160ありました。看護師さんが少し驚いていて測り直しても変…
本記事では荻原浩さんの小説『砂の王国(上)』を紹介します。 砂の王国(上) あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 砂の王国(上) 著者:荻原浩 出版社:講談社 読了日:2024年2月3日 ページ数:上巻496ページ 満足度:★★★★☆ 荻原浩さんの『砂の王国』。 『砂の王国』は三章で構成されていて、 上巻には第一章と第二章の前半が収録されている。 あらすじ 大手証券会社に勤めていた山崎遼一はマンションの家賃が重圧となり、 消費者金融の取り立てから逃げ回ることに疲れて都心のマンションを捨てて、 ネットカフェに寝泊まりするようになった。 親しくなった青年タジマに現金を盗まれて…
こんにちは。DOIC0330です。 【当ブログではアフィリエイト広告などを含みます】 前回記事の検定、GoogleAdSense合格にお祝いのコメントありがとうございました。 こちらにお書き頂いた方の他にもブックマークよりコメント頂けた方もいらっしゃり大変嬉しかったです。 合わせてお礼申し上げます。 本日の高知は日中晴れて暖かでした。調子に乗ってアイスコーヒーにしたら冷えました… アイスにするにはまだ少し早かったようです。 コーヒーサクラさんの「グァテマラロハ」美味しかったです! この次にでも詳しく書きますね。 ※リンク貼らせていただきます。 ところで雑多に書き散らしておりますが、「コーヒー」…
まあそれで しょうがねえなあ~~ってなってなったときに なってるんだけど まあでもしょうがないもんはしょうがないよね だからそういうときは文學でも読んで すごすしかないと思うんだよね それこそ吾妻先生が失踪日記で失踪して山の中 (といっても関東の街中に近接してる藪みたいな) でブルーシートとかかぶってねてるような日々 のあとに家にかえってきて酒がなくてなにしてるか といえば小説をよむひたすら みたいなね 散歩そして小説 くらいしかないだろ しょうがないわいな
インターネットを眺めていたら嫌なニュースがあって、嫌な気持ちになっていた一週間だった。先週の日記で金カム実写を褒めたばかりなのに、その裏にはああいう事例もあり、多くの作家が同様の告発をしている。わぁ~~(しょんぼり) 鬱々とした気持ちで選書をした結果 俺たちが入り浸っていた頃のヴィレヴァンに寄ってっちゃった。 左から ○えーえんとくちから/笹井宏之短歌に明るくないが、人から勧められたこの本は気に入っている。抽象性と具体性を併せ持ち、見たことがないのに懐かしい風景のような透き通った幻。どのページを開いても、子供の頃に失くしてそれきり忘れていた宝物を見つけた時のような気持ちになれて良い。 手のひら…
朝日の当たる家 今日の一句 懸想文売京都五条の橋の下 浮浪雀 昨日からTVは地震関係になっているので、ルーテイン作業はなし。6時前に起きた。初夢も見なかった。かけ算をやっていた。18×19= 172+90+80=342で暗算で行ける。つまり二桁のかけ算が暗算できる。16×13= 118+90=208 なんて計算を起きる前に暗算でやっていた。これは初夢といえるのか。 今日は机周りの整理をする日なので、本棚の物をともかく皆出して、いらない物を捨てていく。数学関係の問題集はいつかやろうと思って結局1年間手をつけなかった。それから最近の記録。N高、J高の資料など。昨年中学で仕事をしたときに買った図説集…
今年もあと残り4時間を切りましたです。先週末は今年の冬は少し暖冬傾向と言いながらしっかり寒波が襲来してめちゃ寒かったものの,今週は天気もよく穏やかな年末と思っていたら,今日は雨が降ったりやんだりしていますが,雨が降れば放射冷却がない分,少し暖かいのでいいかぁっと思ったりしながら,あとは新年を迎えるだけといった感じなので,そんなこんなな私の2023年を振り返ってみることにしますです。その1 新型コロナウイルスが感染法上の5類相当になった! 今年の一番のネタは,やはり新型コロナウイルスが感染法上の5類相当になったことではないでしょうか。この数年間,マスクをして,自粛,自粛の日々でしたが,やっとマス…
え、大晦日!? うそやろ!???今年は何をやってたっけ?さっぱり思い出せん。やばいやばい。過去ログ引っ張り出して振り返ってみよう。 去年の今頃何してたっけ? since:2022-12-20 until:2022-12-31 Twitter検索したら炊飯器+オーブンのパン焼きと暗殺パスタにハマってました。 トラウマは大分落ち着いてきたけど、油断すると入り込まれる、とある。そうだったなあ。 カウンセリングを受けて放送大学の心理コースをとって、一年たって今。嫌なことを思い出しても辛さがだんだん薄まってきている感じがする。辛いけど3辛くらい。いやはややっぱ辛いわ。まだ無理、だけど。去年よりぜんぜんま…
今年読んだ本は65冊。 去年が75冊だったので去年ほどは読めなかった。 ブクログの履歴を見ると5月は1冊、7月は0冊。7月は職場異動があり慣れない仕事、覚えることの多さにだいぶ参っていたので本を読む元気がなかったのだと思われる。5月は謎。 2022年は4月が2冊、9月が1冊とそこだけペースが落ちている。 俺は春と夏頃に本を読めない時期がくるっぽい。なぜかはわからん。記録をつけてると傾向が見えて面白い。 booklog.jp 今年もいい本をたくさん読んだ。 文章が合わない。内容がつまらない。難しい。興味が持てない。そういう本は無理して読まない。途中まで読んだとしても放棄する。自分にとって面白いと…
12/10 23:56 今日は吾妻ひでおデイのはずが、家の事だとか音楽だとかそんなことに時間を費やして結局失踪日記しか読めなかった、昼寝もしたし(それが原因だろ)。母が体調を崩してしまったようなので数日は飯を自分で用意せねば。まあ好き勝手できるからいいか。そうそう、先日駿河屋で注文したものが明日届くらしい。10日くらいしか経ってないけど駿河屋どうしちゃったのかしら。信じられん。まあ頼んだの2つだけだからかね。こういうこともあるのかと驚いておる。 今日のご飯 朝:ポテトチップス 昼 夜
ちなみに最近また取り上げられるようになった「人間関係リセット症候群」って言われてるやつは、うつ病やアディクションを抱えている方々には比較的よく見られる現象なんだね。 背景にいわゆる発達障害やCPTSDなどがあって、2次障害として慢性疲労症候群、適応障害、うつ病等を発症していたり、アディクションを抱えていたりしていると起こることがある「解離性遁走」ってやつね(解離をともなわないものもある) 詳しく知りたい? ウチにおいでよ(*^^*) そうそう、吾妻ひでお氏の「失踪日記」とか読んでみたらいいよ。
「苦役列車」 無頼派私小説の金字塔。"中卒・貧困・彼女無し"の三重苦に苛まれる主人公は著者の実体験に基づいた悲惨な日々を送っている。しかし卑屈な雰囲気は微塵も感じさせず、読者を爆笑の渦に巻き込んでいく。西村賢太のスタイリストな文章力と気さくな人柄がもたらす化学反応であろう。ちなみに芥川賞を受賞しておりジャンル的には純文学にカテゴライズされるが、極めてユーモラスな作風の小説である。 「NHKにようこそ!」 本作も私小説に分類されて然るべきだろう。引きこもり男の生態が生々しく描写されている。好みは分かれるだろうが私はゲラゲラ笑いながら読むことができた。お気に入りの作品である。 「太陽の塔」 こちら…
なんとなく続けていた晩酌をやめて10日が経過した。 上の写真は2週間の酒量。大した量じゃない。 晩酌は帰宅後のルーチンだった。風呂入って飯食ってから自室に引き上げ適当なつまみと一緒に一杯。デュワーズは暖かい季節ならロックで、寒くなってきたらストレートで。時間をかけて舐めるようにちびちびと3杯か4杯。レモンサワーはデュワーズに飽きたときたまに。夏はスーパードライの350ml缶を1本空けてからロックでデュワーズか、またはコノスル赤を1杯か2杯。 これをここ1年か、もっとか、ほぼ毎晩続けていた。 酔いたかったとか酒が旨いからとかじゃなく単純に生活のクセとして。無趣味な人間が時間を潰すのに飲酒は適して…
シーズン32、第22話「最後のバーテンダー:The Last Barfighter」 May 23, 2021 深夜2時5分、厳めしい外観の建物の玄関にバイクで乗り付ける人影。フルフェイスヘルメットの下から現れたその正体は、MOE'sことホーマーらのたまり場である酒場のオーナー兼バーテンダー、モー・シズラックだった… <以下、ネタバレになります>