「東京オリンピック」が終わってからまだ2日しか経っていないのに、なんだかずっと前のことのように感じられる。不思議なことに余韻もない。夢から覚めたという感覚に近いかもしれない。 コロナでいろいろなことが制限されるなかで、オリンピックがふつうに行われたことで私はコロナによる不自由さを一時的に忘れることができたと思う。 日本人選手の活躍を喜び、新しい競技にワクワクした。また、応援していた選手がメダルを逃したときは本当に悲しかったし、開会式や閉会式のしょぼさには心底がっかりし、内情を知ると怒りさえ覚えた。 私は1984年のロサンゼルスオリンピックから記憶があるが、今まで見たオリンピックのなかで一番「喜…