【七ノ域遺跡とその周辺遺跡について】 七ノ域遺跡は、相模国府域の北辺中央部に位置する。その主な出土資料として、「石」墨書土器〈第1地点〉、「安宗太田部万呂▢伏」墨書土器・鉄製錠前(長さ19.4㎝の鍵)〈第2地点〉、白釉緑彩埦・「木」墨書土器〈第3地点〉などがあげられる。 その遺構のあり方としては、大型掘立柱建物が目立つように感じた。そこで、七ノ域遺跡・山王A遺跡・山王B遺跡の一帯を”国府中枢域の大型掘立柱建物集積地”として位置づけようと、次のような 分布図…あくまでも個人的なイメージmapとして… を作ってみた。 【註】①~③の分布図のベースとして、「相模国府関連遺跡における掘立柱建物の検討」…