文化人類学者 1954年生まれ。アメリカ合衆国ミシガン大学大学院博士課程修了(Ph.D.in Anthropology) 九州大学大学院比較社会文化研究院・教授
民族誌的近代への介入―文化を語る権利は誰にあるのか (叢書文化研究)
人類学と脱植民地化 (現代人類学の射程)
トランスポジションの思想―文化人類学の再想像 (SEKAISHISO SEMINAR)
文化人類学のすすめ (21世紀学問のすすめ)
文化の窮状―二十世紀の民族誌、文学、芸術 (叢書・文化研究)
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「自分もことを記述する」という試み、文化人類学のみならず、歴史学ではイヴァン・ジャブロンカという人が『私にはいなかった祖父母の歴史』を書いているし、文学でも、アニー・エルノ-という小説家が近年ノーベル文学賞を受賞している。 この『〈沈黙〉の自伝的民族誌』では、著者がアイヌの祖母を持つ人で、「アイヌ/和人」という枠組みについて、「自分の存在が透明になったよう」と感じてきた。その透明さの感覚を原稿に起こし、学術的な理論も紹介しながら、「自分はサバルタンである」として自分のファミリー・ヒストリーについて書く、というのは画期的なことである。 文化人類学では「書く/書かれる」という優位性が問題になるから…
Modernism: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)作者:Butler, ChristopherOxford University Press, USAAmazon 【書誌情報】 Butler, Christopher. Modernism: A Very Short Introduction. Oxford: Oxford University Press, 2010. 定評ある入門書シリーズの一冊。文学・絵画・音楽など1909-39時期の芸術一般に見られた潮流としてモダニズムを位置づける。 この意味での用法は知恵蔵の…