軍記物語。和漢混交文。四〇巻。
作者については諸説あるが、『洞院公定日記』は小島法師(児島法師とも)であるという。
恐らく数度の補正を経て、1371年くらいに現行本に近い形で成立したとおもわれる。
後醍醐天皇の討幕計画から、建武の中興・南北朝内乱に至る変革期の歴史過程を、流麗な和漢混交文で生き生きと描く。通説的には南朝側の立場に立っていると言われる。
太平記読みなどで後世に与えた影響も大きい。
NHK大河ドラマ第29作。平成3年(1991)放送。
平成17年(2005)、平成18年(2006)、ファミリー劇場で再放送。
参考文献『NHK大河ドラマストーリー 太平記』NHK出版
ほか、大河ドラマを扱っている諸サイト(『太平記』『キャスト』でググって見つけたところ)。